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浜松・引佐町にサバイバルゲーム場 東京ドーム並の広大なフィールド

フィールド内で戦闘している様子

フィールド内で戦闘している様子

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 浜松・引佐町に5月1日、サバイバルゲームフィールド「浜松戦闘ごっこ社(浜松市北区引佐町、TEL 080-5114-7545)」がオープンした。

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 以前エアガンの販売に携わり、客のためにサバイバルゲームを主催してきた代表の瀧本秀明さん。愛知県にある廃虚になったホテルでサバイバルゲームを開催していたが、建物の安全性の問題で、行政側からストップがかかった。新たな開催地として屋内でのサバイバルゲームができる場所を探していたところ、奥山高原の施設を見つけ交渉。施設の使用許可は得られなかったが、周りの森林を使うことができる話をもらった瀧本さん。同所を借りてビジネスとして始めようと、約1年前から準備を進め、オープンにこぎ着けた。

 浜松いなさインターチェンジから約13分に位置する同所。フィールドの広さは約4ヘクタールで東京ドームとほぼ同じサイズ。フィールドはA、B、Cの3つに区分けしてあり、AとBはなだらかな斜面の森林で、Cは急斜面で難易度の高いフィールドになっている。参加人数やルールによってフィールドは使い分ける。

 エアガンや電動ガンなどの遊戯銃を使い、対戦相手と戦うサバイバルゲーム。戦い方はフラッグ争奪戦や拠点争奪戦などがあり、撃たれた場合ゲームから離脱。制限時間や復活などの細かなルールはさまざまで、その都度かわる。10~15分程度の戦闘時間が一般的だが、同所はフィールドが広いこともあり基本的に45分で実施。休憩や移動をはさみ、1日約4ゲームを行う。1ゲームの時間が長いことで綿密な戦略を練っての行動ができると好評だという。月に1回企画戦も開催。今月は約20チームで戦い、最後に生き残ったチームが勝利する「バトルロワイヤル」を開催するという。

 10歳以上の子どもが参加できる「10オーバーサバゲー」も用意。10歳から使える銃で、奥山高原のゴーカート場跡地を使って開催。通常子どもが参加できるサバイバルゲームは大人に合わせた内容での開催が多く、子どもにはハードルが高いという。同社は子どもが安全に楽しめるように工夫を凝らす。参加する子どもはビブスを着用し、審判がルールや指導を行い、公正なゲームをしている。「父親が子どもを守るシチュエーションや、親が子どもの意外な一面を発見するなど、親子の絆が深まるきっかけになる」と瀧本さん。

 ショップを併設し、エアガンや装備など販売や買い取りも行う同社。初心者でもサバイバルゲームが楽しめるよう、装備の貸し出しも行うため、手ぶらで来てもゲームに参加できるという。

 「1人ではできないゲーム。ピンチの時に助け合うことで絆が生まれる。スマートフォンのゲームなどでは味わえない人と人との絆が生まれるのが醍醐味(だいごみ)」と瀧本さん。「直虎ブームも過ぎ去り、この地域では人を呼び込むコンテンツを探していたので、歓迎してもらえた。周りの民宿やキャンプ場などと連携し、地域に還元していきたい。企業研修用の企画や、夏には水鉄砲を使った企画も考えているのでぜひ来てもらえたら」とも。

 フィールドの営業日は土曜・日曜・祝日。会員制で、フィールド使用料は1人当たり1日=3,000円、女性無料。「10オーバーサバゲー」料金は、大人・子ども共通=1,000円。小学生は要保護者同伴。ショップの営業時間は月曜・火曜・木曜・金曜=13時~21時。

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