浜松の遠鉄百貨店に洋菓子店 東京で1日2万個を売ったマカロンも

パティシエの三浦睦史さん(右)とスタッフ

パティシエの三浦睦史さん(右)とスタッフ

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 浜松・砂山町の遠鉄百貨店(浜松市中区砂山町)に5月16日、洋菓子店「パティスリー シオン(TEL 053-457-6528)」がオープンした。

ディスプレーにはカラフルなマカロンやケーキを並べる

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 佐鳴台にあるパン店「ブーランジェリーランプ」が運営する同店。以前から洋菓子店として新たなブランドを立ち上げようと考えていたオーナーが、教え子である三浦睦史(ちかし)さんに声を掛けた。三浦さんは東京の洋菓子店で約9年、フランスで約1年の修業経験のあるパティシエ。袋井市出身で、地元で働きたいと考えていたところに、タイミングよく声が掛かったことから、新ブランド立ち上げに賛同。洋菓子店の新ブランドとして「希望」の意味を持つ「Sion」を店名に掲げ、オープンにこぎ着けた。

 場所は同百貨店の新館地下1階。店頭にはカラフルなマカロンやケーキ、焼き菓子などのフランス菓子が並ぶ。東京では繁忙期に1日約2万個を売り上げたというマカロン(210円)は「ショコラ」や「カシス」、「フランボワーズローズ」など約10種類を用意。食べたときに素材の味が分かるよう、使う素材の数を少なく絞っているという。

 ケーキは優しい酸味のレモンタルト「タルトシトロン」やバニラの利いた濃厚なクリームの「ミルフィーユ」、チョコレートとコーヒー、アーモンドのケーキ「オペラ」(以上、480円)など約10種類を取りそろえる。フランス菓子はレシピ通りに作るとずっしりとした味わいになることから、現代向けに少し軽めになるよう工夫しているという。

「エクレールショコラ」や「シューバニーユ」(以上240円)なども用意。中でも高級ラム酒「ディロン」を使った「ババ オ ロム」(450円)は「昔よく食べた味」と年配の人から人気があるという。ほかにもパウンドケーキやマドレーヌ、クッキーなどの焼き菓子、ブーランジェリーランプで提供しているパンなども取りそろえる。

 「東京やパリで学んだ味を提供しているのでぜひ来てもらいたい」と三浦さん。「これから暑くなってくるので、夏にはさっぱりとした、マンゴーやパインなどの南国系フルーツを使った商品を出していくので、期待していてほしい」とも。

 営業時間は10時~19時30分。

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