地元アマチュア写真家、「浜松」テーマに写真展-作品にメッセージ込める

浜松の街を被写体にした幻想的な光の作品が並ぶ

浜松の街を被写体にした幻想的な光の作品が並ぶ

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 浜松のカフェギャラリー「Photo Cafe and Gallery Barrage」(浜松市東区上西町、TEL 053-443-8283)で現在、アマチュア写真家・仙頭健司さんによる写真展が開催されている。

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 仙頭さんが写真を始めたのは13年ほど前。当時の会社の同僚の影響を受けて独学で写真を撮り始めた。以来、数々のコンテストにも入賞し、現在も会社員をしながら時間を見つけては写真を撮り、時々個展を開催している。

 浜松での個展は今回が初めて。タイトルは「HAMAMATSU BABYLON」。一時は栄華を極めたものの、衰退したメソポタミア地方の都市「バビロン」と、近年衰退している浜松の中心市街地を重ね合わせて名付けた。

 今回の作品は、すべてデジタル一眼レフカメラとデジタルコンパクトカメラの2台で撮影した。2年前に浜松に転勤してきて以来、仕事を終えた後、暗くなった浜松の街の光を撮り続けたという。「最近は街に元気がない。その街の光を撮りたかった。」と仙頭さん。合計120枚ほどの写真を撮り、そのうち13枚の作品をパネルにして展示。光をより表現するためにデジタルフォトフレームによる展示も行っている。

 写真の並びやサイズにも気を配り、「隠されたメッセージを読み解く楽しみもある」といいう。

 仙頭さんは「言葉よりも写真で伝わるものもあるのでは。若い人に見てもらって浜松に残っているエネルギーを感じてほしい。個展を一つの塊と見て、こんな展示もある、ということを知ってもらいたい」と話す。

 今後は自然などの違ったテイストの作品の発表も考えていて、作品がたまれば個展を開くことを考えているという。

 開催時間は11時~19時。月曜休廊。今月28日まで。

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