浜松で障害福祉とアートのフォーラム-「あまちゃん」楽曲手掛けた音楽家も

多くの来場を呼びかける夏目さん(左)と佐藤さん(右)

多くの来場を呼びかける夏目さん(左)と佐藤さん(右)

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 浜松・入野の障害福祉サービス事業所「アルス・ノヴァ」(浜松市西区入野)で3月6日~8日、「全国アートNPOフォーラムin浜松 生きるためのアート」が開催される。

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 全国アートNPOフォーラムは、全国のアートに関するNPO法人が集い討論するフォーラム。全国各地で行われ15回目となる。今回、市内のNPO法人「クリエイティブサポートレッツ」(TEL 053-440-3176)の呼び掛けにより浜松での開催が実現した。

 障害福祉をメーンに活動する同NPO事務局の夏目はるなさんは「障害福祉とアートは親和性が高い。理解できない物事をそのまま受け入れ、付き合うということは、アートでも障害福祉でも共通している」と話す。

 当日は、討論や施設体験、見学、ライブイベント、会議参加など、障害福祉とアートを交えた形で行う。討論や施設体験などの参加型イベントを多く用意することで、障害福祉について一緒に考える機会を与えることが狙い。「このフォーラムを通じて、幸せに生きるためのヒントや、寛容性のある社会を実現するヒントを手に入れてほしい」と夏目さん。

 6日に開く「生きるためのアート~多様性、寛容性のある社会を目指して~」は、アートと社会活動を交えて取り組む2つのNPO活動を紹介し、どのように社会に対してアプローチをしていくかを討論形式で行う。朝ドラ「あまちゃん」の楽曲も手掛けた音楽家の大友良英さんら6人がパネリストとして参加する。

 7日は、同施設の体験と見学を行う「スタッフor利用者、あなたはどっち?」を行い、福祉施設のスタッフが、どのように考えて仕事をしているかが体験できる。

「現場の体験や見学で、日常生活では体験できない多くのこと目の当たりにすると思う。障害者の行動を理解するのではなく、そのまま受け入れることの必要性が理解できる」と夏目さん。ほかにも、施設利用者の目標実現や適切なサービスを行うため、実際に行われている会議に参加できる「支援会議」や、音楽イベント「不思議の国とアルス」などを開く。

 夏目さんは「障害福祉とアートが交わったときの面白さは、参加すればきっとわかるはず。ほかでは手に入らない貴重な情報を得られる機会。できるだけ多くの人に参加してほしい」と呼び掛ける。

 6日のフォーラムは13時開演。

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