西湖山龍雲寺(浜松市区入野)で6月6日婚活企画「吉縁会」が開催される。
同寺副住職の木宮行志(こうし)さんが発案した同企画は、浜松・磐田の7つの寺院が中心となり静岡県西部の200以上の寺院などが協力して開催する。今回で2回目。
1回目は60人の募集枠に対し100人近い応募があった。2回目となる今回は定員を120人に増やしたものの、前回を大きく上回る230人の応募があったという。参加者は無作為の抽選で選ばれ、午前・午後の2部構成で男女各30人の計120人の男女が参加する。
当日は本格和菓子作りの体験と、抹茶を自分でたてて禅の心を味わう。同町の和菓子店「山田屋」の職人の指導の下、参加者が協力しながら和菓子を作る。
木宮さんは「和菓子作り体験をやってみたが非常に楽しい企画。練って、くるんで、形を整える。職人とは全然違う形になるが、それをワイワイやりながら参加していただければ参加者同士の距離も縮まるはず。禅宗は茶との縁も深いため、お寺でお茶を飲む事は禅の香りを感じていただくことになる」と話す。
今回は前回の反省点からいくつかの変更を加えたという。前回、応募者数が予想以上に多く対応できなかったことを踏まえ、今回からは午前と午後の2部制にし、定員を60人から120人に増やした。他にも年齢の差が大き過ぎ、話題が合わないなどの問題点があったため、20~30代組と30~40代組に分けることで参加者が親しみやすい形を目指したという。
木宮さんは「昨今、宗教離れが叫ばれているが、まだまだお寺の役目はあるんだと実感できて非常にうれしい。前回の参加者の中で、お付き合いに発展された方も複数組あるようだ。お寺の会なので、サクラや不真面目な方が少なく、安心感とともに成功率も高くなるのでは」とし、「今回も、良い異性との縁が結ばれる事を期待しているが、良い出会いがなかったとしても、お寺に来て、仏教とふれて、お坊さんとお話してそれだけでも十分楽しかったと言っていただける会にしたい」と話す。
今回の応募受け付けはすでに終了している。次回は10月に予定。