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浜松・和地山にハワイの揚げパン「マラサダ」専門店 現地で魅了された女性が開店

白いテントに青文字の店名が特徴的な外観

白いテントに青文字の店名が特徴的な外観

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 浜松・和地山に8月1日、ハワイのロコに人気のおやつであるマラサダ専門店「honu malasada(ホヌ マラサダ)」(浜松市中区和地山)がオープンした。

一枚板のカウンターテーブルを窓越しに配した店内

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 マラサダはポルトガル発祥のドーナツ。プランテーション労働者としてハワイへ渡ったポルトガル移民が伝えたとされており、ハワイアンには朝ごはんとしてなじみがある。店主の大石作陽(さよ)さんはハワイへ旅行した際、マラサダのおいしさに魅了され、帰国してからも国内各地のマラサダ専門店を食べ歩いた。なかなか納得できるマラサダに出合えず自作してみたところ、自信を持てるものが完成したことから多くの人に食べてほしいと考え、オープンにこぎ着けた。

 店名の「honu(ホヌ)」はハワイ語でカメを意味する。「ハワイでウミガメは幸せの象徴。町の大判焼き屋さんのように気軽に立ち寄ってもらえ、地域で身近な存在になりたい」と大石さん。テークアウトをメーンとした同店の面積は約3坪。白を基調にした店内にはハワイアンミュージックが流れ、ウクレレや貝殻などを飾っている。1.5坪ほどのスペースではイートインが可能。窓に面したカウンターに椅子3席も用意している。

 マラサダの味は「シュガー」と「シナモン」(以上150円)の2種類を用意。生地へ甘味を加えずシュガーをまぶすだけのため、甘さは控えめに仕上げているという。マラサダを揚げる油は、遺伝子組み換えのない一番搾りの菜種油を使用。マーガリンやショートニングは使わず国産バターのみを使うなど、できるだけ体に良い素材を使うことを心掛ける。ハワイのライオンコーヒーで作る「アイスコーヒー」(380円)と「ホットコーヒー」(350円)はバニラマカダミアのフレーバー。店内のみで提供する「コナビール・bigwave」(700円)には、マラサダ1個がサービスで付く。

 「時間がたつと固くなるのは余計な添加物が入っていない証拠」と大石さん。自宅でも揚げたてのようにおいしく食べられるよう、アドバイスを記した紙も添える。「毎日でも自分が通いたい店を再現した。ふわふわでもっちりしたマラサダを、ぜひ一度食べてほしい」とも。

 営業時間は11時~17時。生地の発酵時間によりオープン時間が前後する時もある。マラサダが売り切れ次第閉店。月曜と毎月最終日曜定休。大石さん一人で切り盛りしているため、複数購入の場合はホームページもしくはメール(matatabiabitatama@outlook.jp)での予約を呼び掛ける。

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