浜松・神明町のセレクトショップ「laid-back(レイドバック)」(浜松市中区神明町、TEL 053-458-7010)が2月10日、10周年を迎えた。
店主の大石剛士さんは、24歳の時からアパレル店で勤務。8年の経験を積み独立開業した。店名の「laid-back」は「ゆっくり」「リラックス」の意味を持つ英語。来店する際にはリラックスしてゆっくりのんびり楽しんでもらいたいとの思いから名付けたという。
10年間を振り返り、大石さんは「街中に人が少なくなってしまって残念。ネットショップも運営しているが、できるだけ店頭に足を運んでほしいという思いで営業している。通常はバイヤーしか見ることのできない商品をそろえたブランドの受注会を店頭で定期的に行うなど、集客の工夫をしている。そのかいもあり、県外からも多くの客が来店し、遠くは岐阜県から定期的に足を運ぶ人もいる。当店に来店する事で、街中に少しでも人が来てほしい」と話す。
店舗面積は約20坪。店内はゆったりとした空間の中に、洋服や靴、バッグ、アクセサリー、アンダーウエアのほか、化粧水などの美容関連商品なども並べる。「全国でも取り扱い希少」(大石さん)というリメークブランド「READYMADE(レディーメード)」の商品は、静岡県内で唯一取り扱っているという。ほかにもロックバンド「黒夢」ボーカルの清春さんがプロデュースする「Moonage Devilment (ムーンエイジデビルメント)」の洋服など、国内外約30ブランドの商品をそろえる。
「自分が良いと思い実際に着たいと思う商品をそろえたい」と大石さん。多い時にはほぼ毎週、東京までブランドが開催する展示会に自らが足を運び、商品を仕入れる。ブランドは、ファッションの流れに合わせ、常に旬なものに入れ替えるという。今季からは、人気ブランドの「N.HOOLYWOOD (エヌハリウッド)」の商品を浜松で唯一取り扱うなど、いろいろなテイストのアイテムをできるだけそろえることで、どんなジャンルにも対応していく方針という。
10周年を迎え、大石さんは「また次の10年に向けて頑張りたい」と意気込む。「5月には系列店として、東区半田町に美容院を開業する予定」とも。「ファッションを通じてトータルにコーディネートしていきたい。地元である街中に少しでも人を呼べるお店にすることで地域にも貢献できれば」と意気込む。
営業時間は11時~20時。水曜定休。