
職場体験イベント「県西部高校生のための職場体験『ジョブキャンプ』」が7月21日~8月22日、浜松市内の企業35社で開催される。
主催は浜松市と浜松商工会議所。昨年は試験的に5社限定で行ったが、今年は本格開催として35社が参加し、60を超える職場体験コースを用意する。対象は高校生で、進学予定・就職予定の区別なく参加できる。職場体験を通じて進路選択のきっかけにしてほしいとの思いから、就職を前提とした取り組みではなく、進学予定の生徒も含めたキャリア教育として位置付けている。
提供する体験コースは、「つくる」「くらす」「支える」など5テーマで構成し、見学だけでなく実際の業務に触れることができる。熱処理機器メーカー「エコム」(浜名区平口)では、テスト機を用いた実験体験を用意。環境に配慮した省エネルギー機器の開発現場に触れられる。弁当・総菜の製造販売を手がける「知久屋」では、弁当づくり体験と工場見学ができる。
このほか、遠鉄自動車学校では指導員体験「ドライブクエスト」、浜松ケーブルテレビでは「生放送体験」、木工会社「つるた」(中央区飯田町)では木材の設計から加工までを体験できるコースなど、高校生が自分の興味に合わせて選択できる。
「学ぶ目的が明確になれば学習意欲も高まる。『就職』や『仕事』という言葉にとらわれず、夏休みのアクティビティの一つとして楽しんでもらえたら」と同商工会議所人材支援課の藤田晃史さん。「まだ予約枠に空きがあるので、多くの申し込みを期待している」とも。
参加無料。募集締め切りは7月31日。