
「うなぎ塚本」(浜松市中央区千歳町、TEL 080-1517-0223)が8月23日、オープンした。
味も、店の雰囲気も「高級感」志向を強く打ち出し、顧客満足度の向上を目指す。店主の塚本大喜さんは早くから料理人の道を志し、10代半ばで地元浜松を離れて千葉・船橋のすし店へ。3年間の修業の後、浜松に戻り、元城町の日本料理店を経て、20歳で同店の2号店に当たるうなぎ専門店「麟」の店主になった。市内飲食業界屈指の激戦地、千歳町で5年間、店を切り盛りし、8月に独立。自らの名前をつけた店を同じ千歳町に立ち上げた。
店舗面積は14坪で、カウンター4席。場所柄もあってか店内は高級感をベースに少人数ならではの落ち着いた雰囲気がにじむ。
昼の部は「白焼き付きうな重」(7,700円)のみ。しっとりした仕上がりの白焼きは「うなぎ本来の味を楽しんでもらいたい」(塚本さん)と塩とワサビでの提供。うな重は火の入れ方にこだわった背開きだが、焼き方はその日その日の素材の特徴を見極めて関東風にするか、蒸さない関西風にするかを決めるという。今後は単品で、うなぎを巻いた卵焼きの「う巻き」やうなぎとキュウリの酢の物「うざく」も用意する。
夜の部は、塚本さんによる「おまかせコース」(17,000円)。日本料理がメインの全9品で蒲焼きははずさないが、ほかにどんな品が出てくるかは塚本さん次第という。塚本さんは「お客さまにはゆっくりと、くつろいでいただける時間を提供したい」と話す。
営業時間は、11時~、18時~。