浜松駅近くの「浜松ジオラマファクトリー」(浜松市中区鍛冶町、TEL 053-489-3725)で現在、作品展「小原雅司『鈍(にび)色の物語』展」が開かれている。
同展は同館が3月17日で1周年を迎えることを記念して開催。展示作品は昨年開催された「第1回 浜松ジオラマグランプリ」で大賞を受賞した「峠」、少年の成長をストーリー仕立ての連作ジオラマで表現した「ミハエルの夢」、色からイメージする物語をテーマにした小さなジオラマ「Colors」など全30点。作品には全てストーリーを合わせて掲出。作品をより深く鑑賞できるようになっている。
小原さんは兵庫県在住。2009年ごろより本格的にジオラマ制作を始め、同グランプリで受賞したのをはじめ、ジオラマや模型製作で数々の賞を受賞した。同展の名称は同館で作品を常設展示している山田卓司さんが「展示作品の数々が深く渋い色調でまとめられている」と感じたことから命名された。
小原さんは「一つ一つのジオラマは3次元の立体絵本を目指している。その物語を感じてもらえれば」と語る。
開館時間は10時~19時。入場料は、大人=500円、中高校生=200円、小学生以下無料(常設展示を含む)。今月31日まで。