浜松・鴨江の「鴨江アートセンター」(浜松市中区鴨江町、TEL 053-458-5360)で10月13日、「間取り図ナイトツアー2014」が開催される。
面白い間取り図を紹介していく同イベント。主催者の森岡友樹さんは東京を中心にイベントを行ってきたが、次第に地方都市からも依頼の声がかかるようになり最近では、各地で活動することも増えてきた。森岡さんが浜松好きということもあり、今回浜松で開催することになった。
イベントでは森岡さんが約10年かけて集めてきた1万点以上ある間取り図のコレクションの中から厳選した200点をスライドショーで紹介する。工場の魅力を書いたフォトブック「工場萌(も)え」の著者でもある大山顕さんも出演。2人でマニアックな間取りのトークショーを繰り広げていく。
ロフトの両脇に極端な吹き抜けのある部屋や、洋室からキッチンへ向かうために「収納」を通らなければならない部屋など、なぜこうなってしまったのか疑問の残るネタを用意。県内にある一風変わった間取りも紹介予定。「来場者の中にはその土地のことを知っている人もいるので、その声を拾いながらローカルな話を進めていくのも楽しみ方の一つ」と森岡さん。会場では作家の「刺繍屋すずきち」さんが手がける間取りの刺しゅうが入ったハンカチやバッジなどのグッズも販売する。
これまで25回以上開催しており、初回を除く全ての公演が予約完売している同イベント。今回は事前予約制で60席分を用意している。
「当人たちは普通だと思って作っていても普通じゃなかったり、ミスで出来上がってしまった面白い間取りがあったりする」と森岡さん。「一般の方も案外間取りに興味を持っていたりするので、少しでも気になった方はぜひ足を運んでいただきたい」とも。
開催時間は19時~21時。料金は2,000円。予約方法はホームページで確認できる。