浜松・豊町のカフェ「アヴスウェ」(浜松市東区豊町、TEL 053-434-7181)が現在、クレープで作る恵方巻きの予約を受け付けている。
同商品の販売は4年目となる同店。店長の小杉千恵さんは酢飯が駄目だったり、のりが噛(か)み切れなかったりする子供でも食べられる恵方巻きを作れないかと考えていた。同店ではクレープを提供しており、そこからヒントを得て商品考案。節分の期間限定商品として販売することにした。
恵方巻きはご飯ものとデザート用のものを用意。ご飯もののメーンとなるのは浜名湖産のウナギやふわふわのたまご、六穀米などを具材としクレープ生地で包んだ「クレープで巻いたうなぎの恵方巻き」(800円)。販売当初は甘くない「ガレット」というそば粉の生地で巻いていたが、甘いクレープ生地で巻いてみたところおいしかったことから変更した。直径約15センチメートルで、幅約6センチメートルとサイズは少し大きめ。「もう少し食べやすいサイズで出してほしい」という客からの声に答え、今年から幅が半分くらいの細巻きサイズ(480円)も提供するようにした。そのほか、ガレット生地でハムやトマト、サラダ菜などを巻いたさっぱりした味わいの「ポークローフハムとトマトと半熟たまごのサラダガレットロール」(450円)も用意する。
デザート用の恵方巻きは、昨年好評だった「バナナとガナッシュのまるかぶりクレープ」(380円)と「まるごとイチゴと木イチゴのまるかぶりクレープ」(400円)。今年からの新商品として、のりに見立てたココア味のクレープでイチゴやパイナップル、キウイなど7種類のフルーツを巻いて作る「幸せを運ぶハッピーロール」(580円)を用意。ココア味のクレープ生地は以前から使っていたが、ココアパウダーが水分を吸収してしまうため普通のクレープ生地より硬くなってしまうのが難点だった。今年は食べやすい生地になるよう分量を調節し、柔らかい生地作りに成功したという。
好評で毎年売り上げを伸ばしている同商品。「甘いクレープ生地にウナギや米の組み合わせということから最初は疑っている人もいるが、食べてみたらおいしかったと言われる」と小杉さん。「ほかのイベントに合わせてもっといろいろなクレープ商品を開発していけたら」とも。
営業時間は11時~19時。水曜定休。注文は電話で受け付ける。期間は2月3日までだが、その後も相談に応じて受け付ける。