浜松で家康の「しかみ像」模型展示-「がっかりしているのがよくわかる」などの声も

肖像画を元に復元した「等身大立体しかみ像」

肖像画を元に復元した「等身大立体しかみ像」

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 浜松・蜆塚の「浜松市博物館」(浜松市中区蜆塚、TEL 053-456-2208)で現在、徳川家康の肖像画をモチーフとした模型「等身大立体しかみ像」を展示している。

 「徳川家康公顕彰四百年記念事業」の一環として製作した同模型。記念事業を盛り上げるため、浜松にゆかりがあり家康の肖像画の中でも有名な「徳川家康三方ヶ原戦役画像」を模型で復元し一般公開することにした。

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 1572(元亀3)年の「三方ヶ原の戦い」で武田信玄に大敗し、家康が自身への戒めのために描かせたとされる同肖像画。別名「しかみ像」とも呼ばれており苦渋に満ちた姿が描かれている。現在は「徳川美術館」(愛知県名古屋市)に所蔵されている。

 京都市の模型製作会社に製作を依頼。大きさは家康の身長と同じ159センチ。約250万円の費用を投じ6カ月をかけ製作した。肖像画をもとに仮衣装を作り、家康と同身長の人に着させることでデータを採取。このデータをもとに粘土で原型を作り、シリコン樹脂で型取り、できた模型を着彩した。衣装や小物も合わせて製作し、それら装飾品を身に付けた。肖像画からは正面の情報しかわからないため、側部や装飾品の細部などは歴史の研究者から意見をもらい作り上げていったという。

 来場者からは「迫力がある」「がっかりしているのがよくわかる」などの声も。同館学芸員の久野正博さんは「400年の時を経てよみがえった徳川家康は、本当に生きているように思えるくらい精巧に作られているのでぜひ足を運んで見ていただきたい」と呼び掛ける。

 開館時間は9時~17時。月曜休館。料金は、一般=300円、高校生=150円(小・中学生は無料)。5月11日~6月12日は浜松市役所1階ホールに展示予定。

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