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浜松で亡き画家の思いを継ぐ絵本出版へ クラウドファンディングで制作費募る

プロジェクトミーティングの様子

プロジェクトミーティングの様子

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 浜松で活動を続けた画家・宮本喜晴さんの絵本を出版するための資金募集活動が現在、行われている。

本の表紙に使われる宮本さんの作品

 宮本さんは天竜区出身の画家。油絵で風景画や抽象画、メルヘンな絵などさまざまなジャンルの作品を描き続けてきた。30歳を過ぎたころに慢性骨髄性白血病と診断され、20年にわたり闘病生活を送りながらも制作活動を行ってきたが、今年1月に他界した。

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 さまざまな作家の作品を展示している美容院「SAN'S HAIRSALON」(中区鴨江)オーナーの三島吉人さんは宮本さんの作品を気に入り、昨年末から展示会に向け準備を進めていた。計画途中に宮本さんが他界してしまったが、多くの人に作品を見てもらいたいという思いから3月・4月に展示会を開催。作品にストーリー性を感じたため、絵に合った文章を添えて展示したところ周囲の評判が良く、絵本での出版を考案。生前周囲に「絵が売れたら骨髄バンクに寄付したい」と話していた宮本さんの思いをかなえられるのではと考え、「宮本喜晴作品展示会実行委員会」と宮本さんの作品展示経験がある「カフェ処すず木」(磐田市)と協力し、絵本出版への活動を始めた。

 4月に活動を始め、月数回メンバーで集まり打ち合わせを重ねている同プロジェクト。本を販売し多くの人に読んでもらい、そこで得た収益を骨髄バンクに寄付することが最終目的。1000部の出版を予定しており制作費が60万円分不足しているため、クラウドファンディングでプロジェクト賛同者に寄付を呼び掛けることにした。同サイトでは寄付した人にお礼の品を送る仕組みになっており、金額に応じポストカードや絵本、額入りの原画などを届けるという。

 クラウドファンディング公開に合わせ、同サロンでは7月1日~8月31日、「カフェ処すず木」では7月16日~8月31日、宮本さんの絵を展示。ポストカードも販売する。

 「宮本さんの思いを骨髄バンクへの寄付というかたちで実現したい」と三島さん。「まず第一歩として、皆さんの優しい気持ちを絵本制作につなげていきたいので、ぜひご協力いただきたい」と呼び掛ける。

 受付期間は9月30日まで。寄付の方法はホームページで確認できる。

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