浜松・鍛冶に3月17日、地鶏にこだわる居酒屋「鳥乱舞」(浜松市中区鍛冶町、TEL 053-525-8688)がオープンした。
代表の平野文愛(ふみちか)さんは昨年11月、同エリア内に野菜バル「ベジタバル」(中区田町)をオープン。店舗展開として地鶏の食べ比べができる店を以前から考えていたという。前店オープンから4カ月がたち、店をスタッフに任せられるようになったことと、立地が良く間取りも理想通りの物件が見つかったため、同店オープンにこぎ着けた。
店舗面積は約13坪。席数は、カウンター6席、テーブル8席、座敷12席の計26席。店内は、ダークブラウンの木目を生かした壁面に映えるクリーム色のカウンターと床面、和風の間接照明が和モダンな空間を演出する。
同店では地鶏にこだわり、宮内庁管轄の「御料牧場」にひなが出荷されている唯一の地鶏である「青森シャモロック」や、名古屋コーチンの純血種「純血名古屋コーチン松風」などの希少種から、「比内地鶏」や「薩摩地鶏」などのメジャーな地鶏まで12種類を用意する。「ぜひ、純血名古屋コーチンと一般的に流通している名古屋コーチンの食べ比べをしてほしい。全く違う味わいを楽しめる」と平野さん。
メニューは、純血名古屋コーチン松風と比内地鶏、薩摩地鶏を串焼きで提供する「最高級地鶏串 3本盛り」(1,470円)や、会津地鶏・青森シャモロック・阿波尾鶏・一黒軍鶏(しゃも)など9種類から選ぶ「地鶏串」(1本=290円、3本=850円、5本=1,410円)、「大分中津風 唐揚げ」(5個=700円、10個=1,290円)など。空揚げは、大分中津で2日にわたり約10店食べ歩いた中で理想の揚げ方、味付けをしている店の味を組み合わせ作り上げたという。
持ち帰りできる釜飯も用意する。駅弁で使われる器で提供する釜飯は、炊き込みご飯の上に具材をのせたもの。桜エビやしらす、青のり、茶葉を入れた「静岡特産!故郷釜めし」(1,290円)や、ウニとイクラをのせた「海鮮釜めし うに×イクラ」(1,520円)など21種類を用意する。
「この数の地鶏を用意している店はほかにはない。きっと気に入る地鶏が見つかるので来店してほしい」と平野さん。「おいしかったからまた来たいと言われる店になれるように頑張りたい」とも。
営業時間は17時~翌4時(日曜は24時まで)。