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浜松・龍雲寺で「一日大工さん体験」 宮大工が子どもたちに直接指導

涅槃堂と副住職の木宮行志さん

涅槃堂と副住職の木宮行志さん

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 浜松・入野町の「龍雲寺(りょううんじ)」(浜松市西区入野町、TEL 053-447-1231)で6月10日、宮大工が教える「一日大工さん体験」が開催される。

龍雲寺の本堂

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 1330年代に開山し、佐鳴湖畔の約9000坪の境内に枯れ山水庭園や落差15メートルの滝のある池泉回遊式庭園を持つ臨済宗妙心寺派の西湖山「龍雲寺」。現在、永代供養の位牌堂・納骨堂の増設、書家の金澤翔子さんの作品展示を行うほか、同寺の再興を目的とし、新たに「涅槃(ねはん)堂」を建設している。

 婚活企画「吉縁会」や子どもサマースクール「一日一休さん体験」などの開催経験や、「涅槃堂」を建設している「天峰建設」(袋井市)の協力もあり、子どもたちに大工の文化を伝えたいとの思いから「一日大工さん体験」を開催することにした。

 体験内容は、木に願い事を書き、かんなで削る「かんな削りで短冊作り」と、机の上に置けるコンパクトな本棚を作る「のこぎり・トンカチで本棚作り」、仮設の壁でしっくいを仕上げる工程を学ぶ「左官屋さん体験」の3種類。当日は約10人の宮大工が子どもたちに道具の使い方や大工技術を指導するという。

 「宮大工の技術を身近で体験できるので、たくさんの人に参加していただけたら」と副住職の木宮行志さん。「昔からの歴史も大切だが、時代に迎合することなく、今必要とされる寺にしていきたい」とも。

 開催時間は12時30分~17時30分。参加費は800円(材料費・保険込み)。定員は約60人。対象は幼稚園児~中学生(4年生以下は大人同伴。付き添いは参加無料)。5月13日10時から電話で受け付ける(先着順)。

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