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アクトシティ浜松に移動水族館 約100種類の生き物展示、触れるコーナーも

サメを触る子どもたち

サメを触る子どもたち

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 浜松・板屋町のアクトシティ浜松(浜松市中区板屋町)の展示イベントホールで現在、イベント「夏休み地球水族館」が開催されている。主催はテレビ静岡(TEL 080-4228-1865)と中日新聞東海本社、K-mix、浜松市、浜松市文化振興財団。

水槽ごとにテーマを決めて紹介

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 沼津港深海水族館や静岡市の東海大学海洋科学博物館など中部や東部のみに大きな水族館がある静岡県。夏休み期間中に浜松市民らにも移動水族館という形で楽しんでもらおうと企画し、和歌山県の「エビとカニの水族館」の協力を得て、約100種類の生き物を集めた。生き物の素晴らしさや環境への意識を伝えようと、生き物と触れ合える体験型水族館として開催にこぎ着けた。

 会場には約50の水槽を用意し、約100種類、1500匹以上の生き物を展示する。川辺の生き物から海の生き物まで川から海へ下っていくような順で展示。「海の中の共生」をテーマにしたクマノミとイソギンチャクが入った水槽や、サンゴや熱帯性の海水魚をテーマにした「ライブコーラル」水槽など、それぞれテーマを決めて紹介。魚だけでなく、ペンギンやカピバラなどの水辺の生物も展示している。

 中でもカワウソは子どもから人気が高いという。ウミガメの展示では、大人のカメと子どものカメと分けて展示することで、大きさを比べてみることもできる。「地球をテーマに、360度どこからでも見られるような水槽の展示を多く用意。移動水族館だからこそできる工夫をした」と飼育員の田中貴晴さん。水槽の上に橋を渡し、橋の上から水槽の中をのぞける場所も設けた。

 展示の最後には生き物に触れるタッチプール、タッチカウンターなどを4カ所用意。エイやサメなどに触れるほか、リクガメの甲羅や、ドーナツ型の水槽ではヒトデやナマコ、ウニなどにも触ることができる。「手をかざすとペンギンが手の方向に向いてくれて面白かった。タッチカウンターではサメに触ることができ楽しかった」と小学5年生の鈴木晶大くん。小学2年生の雪山蘭ちゃんは「エイは柔らかく、サメはザラザラとしていて、触ることができて面白かった。カニやタコなど大きな生きものも多くて楽しかった」と話す。

 11日から15日にかけ、約2万人の来場者を数えた同イベント。家族連れが多く、生きものに触ることのできるコーナーが人気だという。「『触れる・感じる空間』をテーマに展示しているので、生き物に触れるコーナーでは子どもたちが大変喜んでくれる」とテレビ静岡事務局次長の佐藤幸利さん。「浜松では普段見られない生きものをたくさん見ることができ、見応えのある展示なのでぜひ来てもらいたい」とも。

 開催時間は9時30分~17時。料金は、一般=1,300円、小学生以下=1,000円。今月26日まで。

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