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浜松・松城町のダイニングが10周年 人に教えたくないほどの隠れ家的存在で

店主の藤田隼介さん

店主の藤田隼介さん

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 ダイニング「WINE & JAPANESE GRILL FUJITA」(浜松市中区松城町、TEL 053-455-2552)が2月1日、オープン10周年を迎えた。

落ち着いた雰囲気の個室席を用意

 10代から飲食業界で働き、10年前に中区田町で独立をした店主の藤田隼介(しゅんすけ)さん。ステーキやハンバーグなど肉料理をメインにしながらも、和風のテイストを加えることで日本人の味覚に合わせた料理を提供してきたが、この場所では自分の理想としている客層や料理の提供ができないと考え、約6年前に現在の松城町へ移転。静かな場所で隠れ家的な料理店を目指し、街中から少し外れた同所で再スタートを切った。

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 しかし、人通りがない同所では認知がなかなかされず、客の獲得に苦労したという。料理の質や店の雰囲気づくり、接客の方法などに力を入れ、リピーターを増やす努力をした。「一人ひとりの客を大事にし、また来たいと思えるような店作りをしてきた」と藤田さん。記念日である1日から10日にかけて10周年のイベントを開催したところ、常連が多く来店してにぎわったという。藤田さんは「多くの人からお褒めの言葉をいただきうれしかった。スタッフや周りの人たちに助けられてきた10年だった」と話す。

 店舗面積は約20坪。カウンター8席、個室16席。和と洋を組み合わせたようなモダンなデザインの店内。照度を落とし落ち着いた雰囲気を出す。以前は仕切りのないテーブル席だったが、より落ち着いた雰囲気で食事を楽しめるよう、約4年前に個室に改装したという。

 料理は表面を焼き中身がレアな「A5静岡育ちのたたき」(1,500円)や、和風ソースで食べる「A5静岡育ち黒毛和牛イチボステーキ」(2,000円)など肉料理を中心にそろえる。中でも、つなぎを使わない「黒毛和牛100%贅沢ハンバーグ」(1,200円)は肉のうまみが強く、客からの評判もいい一品だという。どの肉料理も、しょうゆやみりんなどを使ったソースやわさびしょうゆ、ゆずこしょうなど和風にこだわったソースや食べ方で提供する。ほかにも「合鴨と白ネギのソテーバルサミコソース」(1,300円)や「カキと白菜のソテークリームソース」(1,200円)のような旬の野菜を使った料理も提供。ワインはさまざまな料理にバランスよくそろえ、和風料理にも合わせやすいよう優しい味わいの国産ワインも用意する(以上、税別)。

 藤田さんは「隠れ家的な存在になりすぎて、この店を人に教えたくないという常連客も多い。この先10年も、客を大切に、変わらず隠れ家的にやっていきたい」と話す。

 営業時間は火曜~木曜=18時~翌2時、金曜・土曜=18時~翌3時、日曜=18時~翌1時。月曜定休。