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浜松・三島町にコーヒー専門店 ウガンダの豆をメインに

店主の山本さん夫妻と世界地図

店主の山本さん夫妻と世界地図

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 コーヒー専門店「もへじ珈琲店」(浜松市南区三島町、 TEL090-3483-6328)が4月10日、オープンした。

サンドイッチとトーストとブルーベリーラテ

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 カフェを開くのが夢だったという店主の山本毅さん。7年ほど前、会社勤めをしながらコーヒーチェーン店でアルバイトを開始。約3年半、コーヒーに関する知識や接客を学んだ。その後。料理も覚えたいとレストランやサンドイッチのチェーン店で、約2年半ダブルワークを行った。2016(平成28)年8月から、週末には移動販売を行い、イベントやオーガニックマーケットなどに出店。経験を積み、昨年11月に現在の物件を見つけ、今年1月に退社。メニューを考え、内外装を整え、オープンにこぎ着けた。

 店舗面積は約17坪。カウンター7席とテーブル12席の計19席。木をふんだんに使ったぬくもりが感じられる店内。女性にも気軽に利用してもらいたいと、明るくおしゃれで清潔感のある内装に仕上げた。店主の山本さんの意向で壁に世界地図を描く。ウガンダに出向いた経験もあり、ウガンダの豆を使う同店。地図上にウガンダの場所を指し示すと同時に現地時間が分かる時計も置く。

 2019年9月。東京で行われたコーヒーのイベントで、ウガンダのコーヒーを扱う焙煎士と出会った山本さん。口当たりがなめらかで、チョコレートのような後味があり、余韻が長く続くことに衝撃を受けた。ウガンダの豆を日本中に広めたいと考え、同店では農薬や化学肥料を使っていない自然栽培で作ったウガンダ産のコーヒー豆のみを使う。深煎(い)り、中煎り、浅煎りが選べる「ドリップコーヒー」(450円)を用意。コーヒーの酸味がフルーツに例えられることが多いことから、フルーツの果肉ソースを入れた「マンゴラテ」、「ブルーベリーラテ」、「ストロベリーラテ」(以上、590円)の3種類のオリジナルラテもそろえる。ほかにも、アルコールも用意している。

 味がおいしいのはもちろんだが、おいしそうな見た目も重視。コーヒーに合う食事として、1枚の食パンに具材を挟んで折りたたみ、具材が飛び出して見えるようにしたサンドイッチを提供。シラスのふわふわした食感とバジル風味、レモンでアクセントをつけた「しらすモッツァレラチーズトースト」(500円)はパンの甘さとしらすの塩っぱさが相性抜群という(価格は全て税別)。

 「地域の人に、自分の居場所として利用してもらえたらうれしい。来た人に楽しんでもらえるよう、自分自身も楽しんでいたい。おいしいという一言が何とも言えずうれしく、疲れも引き飛ぶ」と山本さん。「今後ウガンダにお返しができるよう、収益の一部を寄付したり、コーヒーの需要を増やしたりすることを考えていきたい」とも

 営業時間は、平日=7時30分~20時、土曜=9時~20時、日曜=9時~18時。水曜定休。

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