足湯専門店「Cafe&bar足湯屋」(浜松市西区入野町、 TEL 053-543-7870)が6月8日、オープンした。
いつかお店をやりたいと考えていたオーナーの金谷美ひろさん(みひろ)さん。30歳になったタイミングで、次のステップに進むもうと考え本格的に開業を考え始めた。「いつかリゾートスパのような銭湯をやりたい」という夢への足掛かりとして、まずは足湯を取り入れることを検討。市内では見られないが、東京を中心に増えている足湯カフェを開業することを決意。物件を決め、内装を整えオープンにこぎ着けた。
店舗面積は約40坪。カウンター席が6席と足湯の周りに配置した個別の椅子8席の計14席。以前あった店舗と比べ、椅子の数を半分以下に減らし、スペースにゆとりをもたせた。茶色と白が基調となった内装を引き締めるため、テーブルやインテリアなどで黒をプラスし、シックな店内に仕上げた。
カウンター席は、各席にアクリル板で作った特注の足湯用浴槽を設置。来店してから湯を張るため、自分だけの足湯を楽しめる。カウンター席のみ、「水素水」や「炭」、「ミルク」、「静岡茶」(以上、300円)などの入浴剤が使える。カウンター席以外には、テーブルの代わりに樹脂で作った直径約1メートルの足湯用の浴槽を設置。清潔に利用してもらえるよう、ろ過装置で常にろ過し、毎日水を交換する。
毎日頑張っている人にちょっとした癒やしの時間をもってもらいたいという思いから、「何気ない時間に癒やしを」をコンセプトとした同店。「足湯をすることで血行がよくなるので、一緒にハーブティーやクラフトビールを楽しんでもらいたい」という金谷さんの思いから、入浴料には1ドリンクがセットになっている(ソフトドリンク=1,000円、アルコール=1,500円)。特に時間制限は設けていない。ハーブティーは、普段飲まない人でも飲みやすい「カモミール&シトラス」や女性が好む味の「ストロベリー&ローズ」(以上、単品350円)などを用意。クラフトビールは、メニュー表に記載した約30種類の中から常時4種類を用意し、なくなったものから入れ替えていく。手ぶらで気軽に利用してできるよう、タオルやハーフパンツは無料で用意している。以上、税別。
新型コロナウイルス対策として、アルコール消毒液を店内入り口やトイレなど、各所に設置。テラスのドアを開放し、換気扇を回して換気を行っている。各席の間隔が離れているため、ソーシャルディスタンスを保つことができる。
「以前から頑張りすぎている人が多いと感じていた。足湯をすることで疲れをいやし、少しでもほっとした時間を過ごしてほしい」と金谷さん。「出掛けたついでに、買い物帰りに、仕事や学校帰りなど、ちょっとすいた時間にふらっと立ち寄ってもらえれば」とも。
営業時間は12時~21時。日曜定休(月曜が祝日の場合は営業)。