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浜松で高校生の創作うなぎ料理コンテストの商品化 地元飲食店とコラボ

多くの来店を期待する、代表の古橋友樹さん

多くの来店を期待する、代表の古橋友樹さん

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 高校生考案の創作料理を提供するイベント「うな重高校創作料理すたんぷラリー」が3月14日、浜松市と湖西市の飲食店などで開催される。

ウナギボーンが入る「うなぎミルフィーユ」

 主催の「浜名湖養魚漁業協同組合 青鰻会」(西区馬郡町)は、ウナギの養殖技術向上のために活動。若い世代に、よりウナギのことを知ってもらいたいと考え、今年1月に地元高校生を対象に、ウナギを使ったオリジナル料理を考案して競い合う「うな重高校創作料理コンテスト」を開催。県内6校から個性あふれるメニュー23品が提案され、盛り上がりをみせた。「高校生たちのインスピレーションに驚いた」と同会代表の古橋知樹さん。コンテスト後のアンケートには、「実際に食べてみたい」との声が多数寄せられ、学生たちも商品化を強く望んでいた。新メニューの創作にひたむきに取り組む学生たちの姿を見てきた古橋さんは、実現するため発起。知人や取引先の飲食店と菓子店に相談を持ち掛け、賛同する協力店を集い、開催にこぎ着けた。対象メニューは全て店舗への事前予約が必要となる。初の試みで需要を予測できず、フードロスを防ぐために、開催当日以降の販売期間や数量は、店舗ごとに判断する。

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 各店との打ち合わせの中で、商品化できるものを厳選し、担当する作品を振り分け。新型コロナウイルスの感染対策として、密を避けるため、会場を浜松市(中区、西区、東区)と湖西市の8店舗に分散。計13種類のメニューを提供。高校生が創作したレシピを元に、プロが調理して提供する。

 コンテストでグランプリに輝いた、天竜高校考案の作品「うなカツキンパ」(1,200円)は、ウナギのカツが入る韓国風のり巻きで、仕出し料理店「魚勝」(西区雄踏町)で提供する。サクサクの食感とともに、ウナギ本来の味を楽しめる。うなぎ料理専門店「中川屋」(東区中野町)で用意する、「うなぎライスバーガー」(990円)は、準グランプリの県立浜松湖南高校による作品。ウナギのかば焼きとチーズ、香りの良いオオバをごはんで挟み、うな重とはまったく違う斬新な味に仕上げる。「うなぎミルフィーユ」(380円)は、「味&可能性部門」で優勝した県立浜北西高校の作品。ウナギの骨を揚げた菓子「ウナギボーン」の粉末を、パイ生地と生クリームに混ぜて仕上げるケーキで、和菓子店「近江屋製菓」(西区雄踏町)で販売する。

 スタンプラリーも開催。購入レシートを2店舗分集める事で、先着30人に同会のマスコットキャラクターをあしらった防水ステッカーを進呈する。

 県立江之島高校の作品は、コンテストでの入賞はかなわなかったが商品化され、「努力が報われてうれしい。いい思い出になる」と生徒からよろこびの声が届いているという。「これほどの多くの店が協力してくれると思っていなかったので、感謝している」と古橋さん。「若者たちのフレッシュな想像力が、コロナ禍で苦しむ飲食店を元気づけるきっかけになれば」とも。

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