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浜松の航空自衛隊広報館がリニューアル 3代目ブルーインパルスやパイロット目線が味わえるVRも

去年12月まで実際に飛行していた3代目ブルーインパルス

去年12月まで実際に飛行していた3代目ブルーインパルス

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 航空自衛隊 浜松広報館 エアーパーク(浜松市西区西山町、TEL 053-472-1121)が4月1日、リニューアルした。

実際の機体と同じ色に塗り替えられた戦闘機「F-2」

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 1999(平成11)年に航空自衛隊浜松基地の一画にオープンした同館。航空自衛隊を広く知ってもらいたいと、実際に飛行していた航空機や模型の航空機の展示、フライトシミュレーターなどを用意して作られた。開館から22年ほどが経過したこともあり、展示物が現在の状況に合っていない部分もあるのではと、内容を大幅に見直し、展示物の追加や入れ替えなどを行いリニューアルにこぎ着けた。

 今回のリニューアルでは、実際に飛行していた航空機が展示されている展示格納庫と、展示資料館の見直しを行った。展示格納庫は航空機の入れ替えを行い、現役と同じ機体で、昨年12月まで実際に飛行していた練習機「3代目ブルーインパルス」と、今年3月で退役した通称シシマルと呼ばれる戦闘機「440」を新たに追加。庫内の一画にブルーインパルスコーナーを作り、これまで資料館にあったパネル展示に加え、映像が流れるディスプレーを設置した。用意されたVRゴーグルを装着すると、360度、ブルーインパルスに搭乗するパイロットと同じ目線を体験できる。

 展示資料館では、1階にある赤と白の機体だった戦闘機「F-2」を、実際の部隊に配置されている同機と同じ青色に塗り替え。展示資料館2階には航空機の模型が並んでいるが、無線の点検機である赤と白の機体の「3032」、空中で戦闘機に燃料を入れる空中給油機「KC767」、物資や人を運ぶ輸送機「C2」、政府専用機の「ボーイング777」の4機の模型を新たに追加した。子ども連れの来場者も多いことから、展示資料館の3階の図書館だった場所をキッズスペースにリニューアル。小さな子どもたちが休憩できるスペースと、イートインスペースを用意した。

 新型コロナウイルスの対策として、来場者には名前、連絡先の記入と検温、手指消毒、マスク着用をお願いしている。スタッフは、マスク着用、手指消毒を徹底。全天候シアターの開催回数を減らしてシアター内の消毒清掃を行い、館内も手すりなど手を触れる部分を中心に定期的に消毒清掃を行っている。扉や窓を開けて換気も行っている。

 「リニューアル後も、小さな子どもを連れた家族や、年配の方が多く訪れてくれている」と防衛事務官の山本久さん。「ブルーインパルスコーナーには新しい試みでもあるVRもあるので、見てもらえれば」とも。

 開館時間は9時~16時。月曜(祝日の場合は翌日)、最終火曜休館。

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