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遠鉄百貨店でハンドメード作家の展示販売会 作家51人の作品1000点超

「遠鉄百貨店」の水谷さん(左)と「まめなり企画」の鈴木さん(右)

「遠鉄百貨店」の水谷さん(左)と「まめなり企画」の鈴木さん(右)

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 遠鉄百貨店(浜松市中区砂山町、TEL 053-457-5260)の本館で現在、ハンドメード作品の販売会「まめなり百貨店」を開催している。

51人の作家によるハンドメイド作品がならぶ「まめなり百貨店」

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 商業施設やマルシェでのハンドメード作品の販売会の企画・運営などを行う「まめなり企画」(北区)の鈴木雅美さんから、同イベントの提案を受けた同店。「出品する作家は浜松市内で活動する女性が大半を占める。子育て世代の作家が多いため、作家の活躍の場を設けることで地域活性化につながると考えた」と婦人商品バイヤーの水谷文さん。同時に、通常扱わないハンドメード商品を販売することで、普段来店しない方も足を運ぶきっかけになると見込み、両者のコラボが実現。鈴木さんと元々つながりのあった作家と公募により51人が集まり、開催にこぎ着けた。

 会場は同店の本館2階の約6坪のスペース。浜松市で活動する作家のものを中心に、ハンドメード作品1000点以上を用意。「バザーで扱われるような品ではなく、デパートで販売する商品としてふさわしい高品質な作品を選び抜いた」と水谷さん。各作家の多様な個性の集まる販売会として、アクセサリーやインテリア雑貨、陶器など、さまざまな作品がならぶ。

 帽子作家「co-harubiyori(コハルビヨリ)」の、やわらかい生地を使うやさしい雰囲気の「ベレー帽」(2,000円)や男女兼用できるデニム生地を使う「ハット」(5,500円)などを用意。シーンに合わせて楽しめるように、シックなものからカラフルなものまでそろえる「壁掛けドライフラワー」(3,300円~)は、ドライフラワー作家「ルート28」による作品。このほか、モノクロだが繊細で温かみのあるイラストが特徴のイラストレーター「h.design(エイチデザイン)」の「ステッカー」(300円)や、編みこむことで模様が生まれる技法「マクラメ編み」作家の「KYF(ケーワイエフ)」による「タペストリー」(3,200円~)などをそろえる。ほとんどが1点物の作品のため、その日により品ぞろえが異なる。

 新型コロナウイルス対策として、来店時に手指のアルコール消毒と検温を求める。スタッフは、出勤前の検温、マスク着用、手指消毒を義務化。密を避けるため、一度に入店できる人数を制限する。

 開始後は、連日盛況が続いており、SNSで評判を聞きつけた客が多いが、ほかの店舗を目当てに訪れた客も会場前で足を止めて、1点1点の商品を眺めながら楽しんでいるという。SNSを通じて「品数が多く見応えがあり宝箱のようだ」「また開催してほしい」などの声が届いている。「老若男女問わず、直感的に『かわいい』と思える商品をそろえている。それぞれの作家の個性が集まった空間を楽しんでもらいたい」水谷さん。「感染対策も整えているので安心して来店してほしい」とも。

 営業時間は10時~19時(8月31日は10時~17時)。8月31日まで。

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