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浜松・幸に西洋料理の総菜専門店 フレンチのシェフが常時20種類用意

「気軽に足を運んでほしい」と話すオーナーシェフの菊地さん

「気軽に足を運んでほしい」と話すオーナーシェフの菊地さん

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 西洋料理の総菜専門店「ボナペコ」(浜松市中区幸、TEL 053-416-1465)が10月8日、オープンした。

常時約20種類の総菜が並ぶ店内

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 東京都出身のオーナーシェフ菊地正之さんは、高校を卒業後、都内のホテルやフレンチレストランなどに料理人として勤務。「いつか自分の店を持ちたい」と夢を抱きながら、35年間経験を重ねてきた。いざ自身の店を開こうと考えたタイミングで重病にかかり、療養のため3年ほど要したという。病状が回復した後、約2年半のアルバイト期間を経て、再出発。飲食店の開業も考えたが、新型コロナ禍において今後も需要が増加すると見込み、テークアウト専門店として開業を検討。子どもが生まれたことをきっかけに、妻の両親の移住先である浜松に夫婦で移住し、オープンにこぎ着けた。

 店舗面積は約15坪。内装は、えんじ色をアクセントカラーに、コンクリート調のタイルや木目のカウンターを使い、落ち着いた雰囲気に仕上げた。

 フレンチやイタリアンから、ポテトサラダのような家庭的な料理まで、幅広いジャンルの総菜を常時約20種類そろえる。商品の約半数は、購入前に試食できる。「聞き慣れない料理も多いと思うので、好みの味かどうか、まずは実際に試してほしい」と菊地さん。キノコやカボチャなど季節ごとの旬の素材を使う「今日のきまぐれキッシュ」(690円)は、色味にもこだわり食卓を華やかに彩る。あめ色に炒めたタマネギと一緒に焼き上げる「牛ロース肉のシャリアピンステーキ」(1,200円)は、すり下ろしたタマネギに漬け込むことで、歯の弱い年配者でも安心して食べられるほどやわらかく仕上げるという。マヨネーズをほとんど使わず、マッシュポテトにクルミとブルーチーズを混ぜ込み作る「ブルーチーズ入リポテトサラダ」(100グラム=280円)は、黒こしょうの辛味と香りが広がり、酒にもよく合うという。このほか、パプリカやズッキーニなどの野菜を使い、甘酢とレモンで調理する「ピリ辛タコと南仏野菜のマリネ」(100グラム=270円)や、赤ワインを入れてコク深い味に仕上げる「定番のラザニア ソースボロネーゼ」(700円)などを用意する。

 新型コロナウイルス対策として、来店時に手指消毒とマスク着用を求める。スタッフは、出勤前の検温、マスク着用、手指消毒を義務化。飛まつ防止のため、カウンターにパーティションを設置する。

 大きく宣伝することなく、SNSや口コミなどを通じ、徐々に来店客が増えることを期待する。菊地さんは「試食もできるので、まずはいろいろな味を試してほしい。決してハードルの高い店ではないので、堅苦しく考えず、気軽に足を運んでくれれば」と話す。

 営業時間は11時~18時。月曜・日曜・祝日定休。

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