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舞阪町で3年ぶり朝市イベント 地元海産物をそろえ港町の魅力発信

「舞阪の魅力を伝えたい」と話す観光協会事務局長の影山さん(中)とスタッフ

「舞阪の魅力を伝えたい」と話す観光協会事務局長の影山さん(中)とスタッフ

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 イベント「舞阪えんばい朝市」(TEL 053-592-0757)が6月18日、「弁天島海浜公園」(浜松市西区舞阪町弁天島)で開催される。

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 浜松市と舞阪町観光協会、西区の水産会社などで構成する「舞阪えんばい朝市実行委員会」が主催。2000(平成12)年の初開催以降、例年4~7月にかけて月に1回開催してきたが、新型コロナ禍の影響を受け、2019年の開催以降は中止。ウィズコロナの意識の高まりを背景に、感染状況を考慮して、3年ぶりとなる今回の開催を決めた。「えんばい」とは、舞阪周辺の漁師が漁でとれた魚の一部をみんなで分け合い、家族や親戚、隣近所などに振る舞う風習。地元産の魚介の販売を通して、港町舞阪の魅力を発信する。

 地元の水産会社や漁師の婦人会、飲食店など24店が出店。魚介の販売が中心だが、今回から周辺の飲食店も出店するマルシェの要素も加え、新しいイベントにリニューアル。会場も例年の舞阪港から弁天島海浜公園へ変更した。

 「浜松三星」や「カネサン竹中水産」、「丸吉堀江商店」などの水産会社は、カツオたたきやウナギ、シラスなどの地元産魚介を中心に提供。漁師の婦人会「浜のレディース」と「浜名っ娘クラブ」は、シラスやノリの天ぷら、佃煮など、港町ならではの手作り料理をそろえる。舞阪漁港に隣接する海鮮料理店「魚あら」は、名物の天丼などを用意。このほか、浜松ギョーザ店「弁天島山ちゃん餃子(ぎょうざ)」やソーキそばを提供する「沖縄カフェ果報」など、西区の飲食店も出店する。

 新型コロナウイルス対策として、受付時に手指消毒と検温、マスクの着用、人数を把握して入場者数を制限するため、アームバンドを付けるように求める。スタッフは、出勤前の検温、マスク着用、手指消毒を義務化。各店と飲食スペースに消毒用のアルコールを設置。例年、行列ができる生シラスの販売は、混雑を避けるため中止する。

 感染状況を考慮しながら、9月17日にも開催を予定している。「舞阪港は浜松市内で唯一の漁港。イベントを通して多くの人に来場してもらい、舞阪のことを知ってほしい」と観光協会事務局長の影山潤さん。「古い街並み散策や浜名湖内の遊覧船などの観光もできるので、楽しんでもらえたら」と話す。

 開催時間は8時~11時。6月18日は、弁天島海浜公園駐車場と舞阪協働センター駐車場を無料で開放する。

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