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浜松・元目町に「笑顔のたい焼き店」 夫婦二人三脚で新しいチャレンジ

「『笑顔のたい焼き』で笑顔になってほしい」と話す店主の羽田さん(左)と妻の由美子さん(右)

「『笑顔のたい焼き』で笑顔になってほしい」と話す店主の羽田さん(左)と妻の由美子さん(右)

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 たい焼き専門店「たいやき あん」(浜松市中区元目町、TEL 053-454-3588)が10月22日、オープンした。

「笑顔のたい焼き」

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 店主の羽田圭伸さんと妻の由美子さんは、同所で20年以上にわたってコーヒー豆専門店「ポンポン」を二人三脚で経営してきた。しかし、世界的異常気象によるコーヒー豆の品質低下による影響で仕入価格が高騰。年齢的にも新しいことにチャレンジする良いタイミングと考えた羽田さんは今年6月、閉店を決めた。新しい店は、地域から広く親しまれるようにしたいと、手作りのたい焼き店をオープンした。

 店舗面積は約10坪。テイクアウト専門で営業する。店内は、ガラス越しにたい焼きを作る様子を見られるように設計し、木のぬくもりを感じる落ち着いた和風デザインにした。

 粒あんの「たい焼き」(200円)のみを販売する。食の安全に配慮し、小麦やアズキをはじめ、できる限り国産食材を使う。あんこは、アズキ本来の香りと食感を得られるようにと、大鍋を使わない独自の調理法で炊き上げ、甘さ控えめに仕上げる。「たい焼き業界では、大きな鉄板で一度に5~6個作るたい焼きは『養殖』、特殊な焼き型で1つずつ焼き上げるものは『天然』と呼ばれている」と羽田さん。同店では『天然』にこだわり、一つ一つ手作業で焼き上げることで、薄皮のサクッとした食感に仕上がるという。通常たい焼きは口角が下がっているというが、笑顔の表情に焼き上げるために特注した焼き型を使う。

 オープン後は、予想以上に来客があり連日売り切れが続いているという。「大量に作れないので一日の販売数は限られてしまうが、出来合いのものではなく、一から自分で作ったものを提供していきたい」と羽田さん。「『笑顔のたい焼き』を食べて笑顔になってもらえたら」とも。

 営業時間は10時~17時(売り切れ次第終了)。火曜・水曜定休。

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