パン専門店「小麦の奴隷 浜松店」(浜松市南区小沢渡町、TEL 053-401-3835)が4月18日、オープンした。
実業家・堀江貴文さん主宰のオンラインサロン「HIU(堀江貴文イノベーション大学校)」内で2020年に誕生し、「おいしいパンとエンタメで地方活性化」をコンセプトに2021年から「こむぎの」(北海道大樹町)がフランチャイズ展開を始め、現在約130店舗を全国展開する同店。浜松市内は初出店となる。
店主の森亮寿(あきひさ)さんと店長の美沙さん夫婦は静岡市出身。森さんは会社員を続けていたが、堀江さんの動画をきっかけに、夢だった起業を決心したという。美沙さんは「家族で移住し、同店のオープンに踏み切った。パン店が少ない地域なので、地元の人に喜ばれる店を目指している」と話す。
店舗は約15坪。店内は、白色を基調にシンプルなデザインに仕上げ、イメージカラーのブルーとオレンジをアクセントに使う。商品を選ぶ時間も楽しんでほしいと、店内を周遊できるようにパンをレイアウトする。
北海道産とカナダ産をブレンドした小麦粉と、北海道産無塩バターを使ったパンを常時約20種類そろえる。どんな商品かワクワクしてもらいたいと、商品にはユニークな名前をつけた。日本カレーパン協会主催の「カレーパングランプリ」で3年連続金賞を受賞したという「ザックザクカレーパン」(290円)は、周りにクルトンを付けて揚げ、ザクザク食感に仕上げる。「生食パン」(1斤=650円)は、生クリーム、ハチミツ、練乳、バターを練り込み、モチモチ食感と優しい甘みが特徴という。このほか、小麦の香りが楽しめる食パン「食パンパン」(1.5斤=690円)、岩塩をアクセントにした塩パン「バター多くない?もちっと塩パン」(150円)、メープルで煮込んだリンゴを使ったアップルパイ「しあわせなら手を叩(たた)こう」(290円)などをそろえる。
オープン後は、売り切れが続く順調な滑り出しという。美沙さんは「今後はパンの訪問販売も行うので、企業や介護施設、個人客など来店できない人にもパンを届けたい」と話す。
営業時間は9時~16時。月曜・第2・第4日曜定休。