カフェ「TOKYO-YA! CAFE(トーキョーヤカフェ)」(浜松市中区西伊場町、TEL 053-452-8666)が7月5日、オープンした。
同店のルーツは、店主の根木謙一良さんの両親が1929(昭和4)年に創業したそば店「そば処(そばどころ) 東京屋」。今年閉店を決めたが、創業100年を目指していた両親の思いを受け継ぎ、カフェとしてのリニューアルオープンに踏み切った。
店舗面積は約30坪。席数は、テーブル=16席、カウンター=6席、座敷=6席。根木さんが社長を務めるダイビングショップ「be dive(ビーダイブ)」を併設していることから、白色や水色を基調に海をイメージしてデザイン。明るく入店しやすい雰囲気で来店客がゆったりとくつろげるようにしたという。
そば店から続く「伝統の味」とカフェらしいメニューを用意する。
ランチメニューには、サラダとスープのほか、メニューによってご飯や小鉢をセットする。そば店の味を引き継いだメニューは、3日間煮溶かした野菜のほか豚肉がゴロゴロと入るという「カレー」(900円)やカツを卵と自家製めんつゆで閉じた「かつどん」(1,000円)を用意する。週替わりでソースを変える「パスタ」(同)のほか、そば用のかえしを使ったたれに漬け込んだ「からあげ」(900円)なども提供。各メニューの価格プラス150円で用意するセットドリンクはコーヒーと紅茶を用意する。
ディナーメニューは、ランチメニューの「カレー」(1,100円)に小鉢を付け、トッピングに唐揚げ(2個=200円)や豚カツ(300円)を用意する。1日10食限定の「日替わり焼き魚」(1,200円)には、ダイビングのツアーで伊豆などへ行った際に仕入れた魚を使う。店長の下総美樹子さんは「現地で聞いたお薦めの魚などを仕入れる予定。海で出合ったおいしい食材を楽しんでもらえたら」と呼びかける。ランチメニューよりも個数を増やした「からあげ」(1,000円)、小鉢を付けた「かつどん」(1,200円)なども提供する。セットドリンクはビールやサワーなどのアルコールメニューを500円で用意する。
「カフェとは分かりにくい外観かもしれないが、中は広くてゆっくりと過ごせるので気軽に来店してもらえたら」と下総さん。「バータイムの営業も予定しているので、食事メニューだけでなくアルコールメニューも増やしていきたい」とも。
根木さんは「まずは目標だった100年を目指して続けていきたい。地域に愛される店として、来店者の声を聞きながらよりよい店をつくっていきたい」と意気込む。
営業時間は、ランチ=11時~14時、ディナー=17時~21時。月曜・火曜定休。