イベント「浜松どまんなか祭り2023」が7月22日・23日、松菱跡地(中区鍛冶町)や浜松市ギャラリーモール「ソラモ」(砂山町)などで開催される。
主催は浜松を活性化したいと集まった地元企業の社長などで構成する実行委員会。2017(平成29)年から2019年まで開催したがコロナ禍で中止を続けてきた沖縄の伝統芸能「エイサー」を披露するイベント「浜松エイサーどまんなか祭り」をエイサーだけでなく日本伝統舞踊を披露する新たなイベントとして3年半ぶりに企画する。
「どまんなか」は浜松市が地理的に日本の中央あたりに位置することから名付けたという。「笑顔と躍動」を今年のテーマとし、出演者だけでなく会場全体が笑顔になるようなイベントを目指すという共同代表者の平野邦彦さんは「どまんなかの浜松に全国から人を集めて地域活性化につなげたい」と話す。
初日は、浜松まつりの「激練り」で威勢よくスタートし、中野祐介市長があいさつする。会場は浜松の街中の4カ所「松菱跡地」「浜松市ギャラリーモール ソラモ」「JR浜松駅北口広場 キタラ」「遠鉄百貨店前」。各会場ではエイサーをはじめ、よさこい、盆踊り、阿波踊り、ひよんどりなどを「伝統舞踊の祭典」として披露するほか、和太鼓や日本舞踊ヨガなども出演する。出演者は小学生から70代までで、浜松を中心に関東や沖縄など全国から30チーム以上が集結。来場者には、見るだけでなく参加してもらいたいと、よさこいと沖縄の踊り「カチャーシー」を出演者のレクチャーの下一緒に踊る時間を用意する。
22日には「恋のダイヤル6700」「学園天国」で知られる「フィンガー5」でメインボーカルを務めた晃さんが歌を披露する。両日共、沖縄県出身アーティストによるコンサートを開催する。「笑顔と躍動」というテーマに関連し、ソラモでは地元プロスポーツチームによるバスケットボール、ラグビー、サッカーの「スポーツ体験コーナー」を用意する。チアリーダーによるチアリーディング披露も行う。松菱跡地では約40店の飲食ブースが、うなぎ料理やギョーザなど浜松の名産品のほか、たい焼き、かき氷などのデザートを提供する。
「3年半動けなかったが、日本の伝統舞踊の魅力を知ってもらえたら」と平野さん。「22日には砂山公園で『スロータウン祭り』という縁日や盆踊りも開催しているので、駅北だけでなく駅南でも楽しんでもらえたら」と話す。
開催時間は、22日=9時30分~20時、23日=10時~19時。