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浜松・大久保町に飲食と雑貨の複合店 「アメリカとジャマイカ」コンセプトに

倉庫を改装した複合店舗「GL Yard(ジーエルヤード)」

倉庫を改装した複合店舗「GL Yard(ジーエルヤード)」

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 飲食店と雑貨店の複合店舗「GL Yard(ジーエルヤード)」(浜松市西区大久保町)がオープンして1カ月がたった。

炭火で焼き上げる「ジャークチキン」

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 同店は、ジャマイカ料理店「Captain Jerk(キャプテンジャーク)」、ハンバーグ店「Local Side Burger(ローカルサイドバーガー)」、植物や雑貨を販売する「GREEN LIFE(グリーンライフ)」の3店舗の複合施設。グリーンライフは、来年夏ごろのオープンを予定する。

 オーナーの小川裕史さんは、浜松の中心市街地で「キャプテンジャーク」を経営していたが、2014(平成26)年に閉店。再出店を模索する中で、元々飲食店だった倉庫型テナントの同所と出合ったという。広さを生かして複合店を展開しようと、知人の経営する外構会社「GREEN LIFE」(磐田市)に内装のリフォームと出店を依頼。料理人の野ケ山泰典さんが手がけるハンバーグ店が加わり、オープンにこぎ着けた。コンセプトは、ジャマイカとアメリカを合わせた造語「ジャメリカン」を掲げる。

 店内は、テーブル席14席に加え、立食スペースも用意。内装デザインは、モルタルの塗り壁やむく材のフロア、タイル張りのカウンターを使うシンプルな空間だが、至る所に植物を置きナチュラルな雰囲気を演出する。

 「キャプテンジャーク」は、市販のシーズニングではなく、独自に配合したスパイスとハーブを使うジャマイカ料理を提供する。「ジャークチキン」(レギュラー=900円)は、国産鶏もも肉を炭火で焼き上げるジャマイカの郷土料理。ニューヨークの屋台の定番メニュー「チキンオーバーライス」をアレンジしたオリジナル料理「ジャークチキンオーバーライス」(レギュラー=920円)は、ターメリックライスの上にジャークチキンを載せ、ホワイトソースをかけて仕上げる。このほか、低温でじっくりと揚げることでザクザクとした食感を楽しめる「ジャマイカンフライドチキン」(390円)などをそろえる。

 「ローカルサイドバーガー」は、国産牛100パーセントのジューシーなハンバーグを提供する。「浜松の食材の魅力を発信していきたい」(野ケ山さん)と、野菜やフルーツなど、できる限り地元産の食材を使う。140グラムのボリュームあるハンバーグとトマトやグリルオニオンなどを挟む「ハンバーガー」(980円)や、ごはんの上にハンバーグを載せ自家製オニオンソースをかけて仕上げる「ハンバーグライス」(900円)などを用意する。季節のフルーツをまるごとミキサーで絞る「フレッシュジュース」は、「三ヶ日ミカン」「イチゴ」(400円~)などをそろえる。

 オープン後は、SNSの反響や街中で経営していた当時の常連が来店し、順調な滑り出しという。今後は、広いスペースを生かしたイベントも予定しているという。小川さんは「ジャマイカ料理は食べ慣れないと思うが、くせがなくおいしいので一度試してほしい。たくさんの緑に囲まれた居心地よい空間にしたい」と話す。

 営業時間は11時~20時。火曜定休。

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