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オークラ浜松が三ケ日ミカンのアロマオイル販売 廃棄資源を活用

「三ケ日みかんピュアオイル」を手に笑顔を見せるホテルスタッフの瀬戸奏恵さん

「三ケ日みかんピュアオイル」を手に笑顔を見せるホテルスタッフの瀬戸奏恵さん

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 オークラアクトシティホテル浜松(浜松市中央区板屋町、TEL 053-459-0111)が5月14日、オリジナルアロマオイル「三ケ日みかんピュアオイル」の販売を始めた。

オークラアクトシティホテル浜松のオリジナルアロマオイル「三ケ日みかんピュアオイル」

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 同ホテルではこれまで、1階ロビーで季節に応じたアロマオイルをたき、リラックスできる空間を提供してきた。「香りは記憶と深く結びつくもの。ホテルを思い出し、また来たいと感じてもらえるようオリジナルアロマを作ることを決めた」と同ホテル販売促進部の寺本尚史さん。アロマによる空間演出を手がける「ル・シアージュ」(中央区竜禅寺町)と昨年3月、共同開発を始めた。

 浜松らしいアロマオイルを開発したいと、地元名産の「三ケ日みかん」に着目。栽培過程で摘果する「青みかん」が活用されることなく廃棄されていたことを知り、青みかんとみかん外皮からアロマオイルを抽出することを決めたという。ホテルスタッフの意見も取り入れながら試作を重ねオリジナルアロマが完成。温暖な気候が魅力の浜松とホテルの高級感を表現した、フレッシュでスパイシーな香りに仕上げた。廃棄資源の活用により生産者の新たな収益源や雇用を創出し、SDGsの実現を目指す。

 昨年10 月からロビーに設置したところ、海外や県外の宿泊客などから好評だったことからこの度、商品化に踏み切った。付属のストーンディフューザーに数滴のオイルを垂らすことで、自宅などで手軽に香りを楽しめる。

 寺本さんは「地元企業や生産者との新しい取り組みをきっかけに、SDGsや地域経済の発展に貢献したい」と話す。ル・シアージュの平野社長は「農家の方たちの地道な仕事の働きがいにつながれば。香りを通して浜松の魅力を発信できたら」と話す。

 価格は、3ミリリットル入り1セット5,000円。ホテル1 階フロントと2階レストラン「ザ・シーズンカフェ」で販売する。

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