菓子メーカー「春華堂」(浜松市中央区)の工場兼見学施設「うなぎパイファクトリー」(同大久保町、TEL 053-482-1765)の累計来場者数が6月1日、1000万人を突破し記念セレモニーが行われた。
累計来場者数1000万人を達成した「うなぎパイファクトリー」
同施設は「お客さまと職人のふれあい」をテーマに、うなぎパイの製造工程の見学や買い物を楽しめる人気観光スポット。工場としては年間8000万本を製造し、うなぎパイ全体の9割を担うという。2005(平成17)年の開業以来、年間平均50万人が来場。2017(平成29)年には、大河ドラマ「おんな城主直虎」が放送された影響もあり、過去最高となる70万人を超えたという。
セレモニーには、山崎貴裕社長と中野祐介浜松市長も列席した。1000万人目として入場したのは、浜松へ観光で訪れた茨城県古河市の倉持貴一さんら一家4人。記念品として、通常のうなぎパイ30本分の重さという巨大うなぎパイや舘山寺温泉の宿泊券、特製デザインのキャリーケースなどが贈られた。「浜松と言えばうなぎパイだと思い来場した。このキャリーケースを持ってまた浜松に来たい」と笑顔を見せた。
記念企画として、うなぎパイ入りのアイス「うなぎパイジェラート」を半額で販売したこともあり、当日は多くの人でにぎわった。同施設は来年開業20周年を迎える。「夜の工場見学の企画や新たな味のうなぎパイ開発など、今後も進化していきたい」と山崎社長。「多くの方が来場する施設を造れたことに感謝している。浜松に春華堂があって良かったと思われる会社でありたい」とも。