和素材を生かしたチョコレート専門店「ミモザショコラトリー浜北店」(浜松市浜名区貴布祢)が5月30日、オープンした。
遠州鉄道の浜北駅近くで長年営業してきた和菓子店の跡を引き継ぐ形で店を構えた。同店を経営する「栞」の代表取締役、渡邉栞さんは和菓子店の店主との出会いを機に三方原本店に次ぐ2号店の出店を決意し、2年ほどかけて準備を進めてきた。浜北店は土曜を軸に営業する。
梁(はり)など和菓子店当時の特徴を残した店舗は、ミモザの花の黄色に加え白色や茶色でまとめた。店舗面積は約33坪で、曲線を生かしたカウンターに約15種類を並べた売り場を展開する。看板商品のガトーショコラ(1カット580円)をはじめ、カボチャを混ぜた黄色い生地が特徴の「ミモザのどら焼き」はあん(1個280円)とチョコクリーム(1個320円)の2種類を用意。羊をかたどった「モナカ」(1個280円)は北海道産の小豆を使ったあんとバターを組み合わせた。和菓子の新商品は店主の助言など踏まえて開発したという。
オープン以降、幅広い世代が来店しているという。広報担当の宮田真也さんは「普段使いやご褒美として気軽に立ち寄り買ってもらえる店にしたい」と語る。渡邉さんは「こだわりのチョコレートと歴史ある和菓子を組み合わせた商品を用意し地域に根差した店づくりをしたい」と話す。
営業時間は10時~16時。土曜以外は不定期営業。