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浜松・大平台にマカロンケーキ店 静岡産の食材生かし

「マカロンは甘く、中のケーキは甘さ控えめにしている」と話す鈴木さん

「マカロンは甘く、中のケーキは甘さ控えめにしている」と話す鈴木さん

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 ケーキ店「ガトーペティアン」(浜松市中央区大平台)が1月23日、オープンした。

マカロンでケーキをサンドした「マカロンケーキ」

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 マカロンでケーキをサンドした「マカロンケーキ」を販売する同店。店主の鈴木絵美子さんは製菓専門学校を卒業後、名古屋の老舗洋菓子店でパティシエとして修業を積んだ。その後、「炭焼きレストランさわやか」(袋井市)で、パフェやドリンクなどのデザートメニューの開発を17年間担当した。子育てが落ち着いたタイミングで独立を決め、自分の店を持つという夢をかなえた。

 店舗面積は約10坪。店内は、ピンクや黄色などの明るい壁面にガラス細工の照明を設置し、絵本の世界のようなメルヘンな空間に仕上げた。見本のケーキの横に、注文札代わりにカラフルなおもちゃの宝石を用意し、レジで注文を受ける。店名の「ペティアン」は、フランス語で「きらきらと輝く」を意味する。鈴木さんは「店内に入った時、わくわくする店にしたい」と話す。

 看板商品は、ケーキをマカロン生地で挟んだマカロンケーキ。パフェのように、さまざまな味を楽しみながら食べ進められる感覚を、マカロンを使って表現したという。食材は、前職で培った地元食材に関する知見を生かし、できる限り静岡産を使う。「イチゴのマカロンケーキ」(600円)は、「赤ずきんちゃんのおもしろ農園」(掛川市)の紅ほっぺを使い、イチゴのバタークリームやムース、ピスタチオクリームなどをマカロンで挟んで仕上げた。静岡の山間地域で栽培された碾茶(てんちゃ)を使った「抹茶のマカロンケーキ」(600円)は、小豆のぜんざいや黒蜜ジュレなどをサンド。規格外の食材もすりつぶしてムースなどに使い、フードロスの削減も意識しているという。マカロンケーキのほかにも、季節の果物を使ったショートケーキも用意する。

 将来的には、イートインスペースの設置やオンライン販売も検討しているという。鈴木さんは「手土産として利用してほしい。県内外の方にも足を運んでもらえたら」と話す。

 営業時間は10時~17時。日曜~火曜定休。

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