![「良い肉を安く楽しんでほしい」と話す「伊藤商店 雷屋」オーナーの澤幡さん(右)とスタッフ](https://images.keizai.biz/hamamatsu_keizai/headline/1739480842_photo.jpg)
焼き肉専門店「伊藤商店 雷屋」(浜松市入野町、TEL 090-4216-0069)オープンして1カ月がたった。
店主はシラス漁師で団子専門店「舞阪団子」も経営する澤幡昇志さん。7年前に焼き肉店の開業を考えた。高級店やチェーン店が多く、良い肉を安く食べられる店が少ないと感じたからという。コロナ禍の影響で一度は開業を断念したが、再チャレンジを決意。1月11日に同店をオープンさせた。黒毛和牛を中心に提供する。内装費や広告費などのコストを抑えるとともにメニューを絞ることで食品ロスも抑え、価格の抑制につなげているという。
店舗面積は約12坪。席数は、テーブル=8席、カウンター=4席。店内は、瓶ビールのケースを椅子として使うなど、大衆居酒屋をイメージしつつ、白が基調のデザインに仕上げた。店頭の木製の看板は、澤幡さん自らが刻み塗装した。
「黒毛和牛は、脂に甘みがあり、肉質が柔らかいのが特徴」と澤幡さん。自家製のたれは、タマネギ、ネギ、ショウガ、ニンニクなどを合わせ、しょうゆで煮込んで作る。メニューには、「ロース」(1,188円)や「カルビ」(1,298円)のほか、「牛タン」(1,518円)、「ハラミ」(1,078円)、牛の小腸の部位「シマチョウ」(770円)などを用意する。
ランチメニューとして、「焼肉丼」(1,200円)と丸一日たれに漬け込んだ肉を使う「漬け丼」(1,200円)も用意する。
澤幡さんは「良い肉を安く楽しんでほしいので、見映えにこだわるのではなく、あえて『インスタなえ』させている。まずは一度気軽に来てほしい」と話す。
営業時間は、11時~14時、16時~22時。