
「大草山昇竜しだれ梅園」(浜松市中央区呉松町、TEL 090-5108-3605)のしだれ梅の花が現在、満開の見頃を迎えている。
園主の佐藤一敏さんが20歳のころに、自分の癒しの園を作ろうと梅を植えたのがきっかけで開園した同園。現在は5000平方メートルの敷地内に、緑がく(白)、曙(赤)、司(桃)など10種類以上のしだれ梅約350本が植えられている。園名にある「昇竜しだれ梅」は、幹が竜のように空に力強く昇っていくようにと思いを込めて名付けたという。しだれ梅の中をくぐり抜ける「梅のシャワートンネル」は、同時期に咲くクリスマスローズを植えて足元まで彩り豊かに演出する。
佐藤さんによると、今年の梅の開花は昨年と比べ2週間遅れという。開花の見頃は10日ごろまで続く見込みで、開園は3月中旬までを予定する。
愛知県春日井市から訪れたという伊藤舞さんは「全国を巡っているが、ここ梅のトンネルは唯一無二で毎年来ている」と話す。磐田市在住という鈴木稔也さんは「今年は開花が遅かったので、待ちに待っていた。トンネルがきれいで見とれてしまう」と話す。
佐藤さんは「今年の梅は出来が良く、トンネルも私が見た中で過去最高。花の見頃に来園してほしい」と話す。
営業時間は9時~17時。入園料は700円。