
豆皿おばんざい料理店「お酒とおばんざいのBON」(浜松市中央区田町)が4月10日、オープンした。
店主の岸上正義さんは京都造形芸術大学を卒業後、京都でカフェや和食、中華料理店事業などを展開する会社で約10年間、マネジメントと調理を担当。その後、東海エリアの百貨店地下にある総菜店「RF1」でストアマネジャーとして15年間勤めてきた。美術を学んだ経験も生かし、盛り付けや器選びを通して視覚的な楽しさを提供できる飲食店を開きたいと同店をオープンした。
店舗面積は約9坪。カウンター席のみ10席用意する。店舗設計のテーマは「ひとり飲み」。静かに過ごしたい人にも、隣の客との会話を楽しみたい人にも程よい距離感に席を配置したという。カウンターテーブルは木目の美しさを生かしたデザインにした。
料理は控えめなサイズの豆皿で提供し、一人で複数の味を楽しめるよう工夫したという。定番メニューの「塩ぶたバラなんこつ煮」(650円)や、季節の食材を使った「浜名湖産カキと春菊の揚げ春巻」(550円)などを用意する。このほか、卵黄を載せた「あの店のシンプルなじゃがいもコロッケ」(480円)や「甘納豆クリームチーズ」(600円)など、日本酒に合う料理もそろえる。
岸上さんは「隠れ家的な店として、人に教えたくなるような店を目指したい」と話す。
営業時間は17時~23時。日曜定休。