
ビンテージ家具と雑貨のセレクトショップ「UNITORA(ウニトラ)」が4月12日、浜松市中央区篠原町にオープンした。
店主の吉岡勇哉さんと妻の有紗さんはもともと、家具やインテリアへの関心が高く、趣味が高じて出店を決めたという。
店舗面積は約30坪。かつてタマネギ倉庫として使われていた建物を改装した店内は、既存のインダストリアルな雰囲気を生かし、隠れ家や秘密基地のような雰囲気を演出した。店のシンボルとして、大きなサボテンを店の中央に植えた。
取り扱う商品は、家具、雑貨、洋服、ジュエリー、アート作品など約300点。製造から30~100年前につくられたビンテージ品や、製造から30年未満のリユース品をそろえる。勇哉さんは「ある場所では役目を終えたがまだ使える物はある。価値ある一点物を次の使い手につなぐ役割を担いたいと考えた」と話す。「新品ではないため、名作といわれる品でも価格を抑えて提供できるメリットも提供したい」と有紗さん。
価格帯は1,000円~30万円。カップ&ソーサーや雑貨(1,650円~)、洋服(5,500円~)、ジュエリー(2万2,000円~)、ソファ(5万5,000円~)を販売する。勇哉さんは「自分たちが本当に良いと思える物だけを選んでいる。状態や機能に問題がないか購入しやすい価格で提供できるかを基準にしている」と話す。状態に応じて修理し、デザイン性は保ちつつ、より多くの人が使いやすいように工夫もしているという。
オープン後は、インスタグラムで同店を知り海外から来店する客もいるなど、順調な滑り出しという。勇哉さんは「幅広い価格帯の商品を取りそろえているので、気軽に足を運んでほしい。商品との出合いを通して、日常の中に豊かさを感じてもらえたら」と話す。
営業時間は13時~18時(土曜・日曜は12時から)。営業時間は仕入れ状況により変動するため、インスタグラムで配信する。店舗の場所や駐車スペースの問い合わせは、インスタグラムのダイレクトメッセージで受け付ける。