
おはぎとおにぎりのテイクアウト専門店「おはぎやさん」(浜松市中央区尾張町、TEL 080-1501-8275)が6月20日、オープンした。
運営は「縣商会」(浜松市中央区船越町)。「おいしいお米を、たくさんの人に手頃な価格で食べてほしい」との思いから出店した。日本人の米離れが進む中、米の魅力を再発見できる店を目指す。
商品は、「カヌレと焼き菓子の店 コムモア」(浜松市中央区八幡町)と共同開発した。社長の岸本広悦さんは「グループのスケールメリットを生かして、価格を抑えることができた」と話す。昔ながらの和菓子の良さに、洋菓子の要素を掛け合わせた「令和の和菓子店」をコンセプトとし、半年以上かけて「冷めてもおいしい」メニューを試作してきたという。
店内はグレーを基調に銅をアクセントに使い、木製ショーケースにおはぎとおにぎりを並べる。店舗デザインと施工は建築会社「Ains(アインズ)建築工房」(中央区湖東町)が手がけた。
メニューは、おはぎ・おにぎりともに常時8種類を日替わりで用意。静岡県内で精米した米を店内で炊いて使う。おはぎは、あんこ、きなこ(以上180円)の定番のほか、かわいらしい形の「手毬(てまり)おはぎ」として「ほうじ茶」「抹茶」「みたらし」(以上230円)、「桜の花」「甘みそ」「黒豆」(以上220円)などを用意。今後は「ずんだ」や「レモン」など、季節限定商品も展開する予定という。
おにぎりには、秋田県産あきたこまちを使う。鮭(230円)、梅(200円)、辛子めんたいこ(220円)などの定番に加え、グループ内の唐揚げ専門店の唐揚げや、ラーメン店のチャーシューを使った変わり種もそろえる。手土産用は「曲げわっぱ」風の容器(330円)に詰めて提供する。
岸本さんは「かしこまらず気軽に楽しんでほしい。日常使いの店として地域の皆さんに寄り添い、愛される存在になれたら」と話す。
営業時間は10時~16時。月曜定休。