浜松・舘山寺の「はままつフラワーパーク」(浜松市西区舘山寺、TEL 053-487-0511)で現在、ホタル観賞のための夜間イベント「蛍の夕べ」が開催されている。
2003年からホタルがすみつく環境づくりに努めてきた同園。今年5月末の観測では数十匹のホタルだったが、次第に増えて6月6日の時点で約270匹のホタルを観測し、現在見頃を迎えている。総務課の川見浜子さんはゲンジボタル発生のピークは今週末を予想する。「ゲンジボタルは体が大きく光が強いので見応えがある。これから多く見られるようになるヘイケボタルはゲンジボタルに比べて小さく光も控えめだが、明滅が早く幻想的な景観が楽しめる」と川見さん。
園内ではさまざまな場所に現れ、ホタルを探す家族連れやフラッシュをたかずにカメラに収めようと試行錯誤している人などが見られる。川見さんは「通常ホタルの発生地は河原など危険な場所が多い。同園の夜間散策コースは整地されているので、子どもや車いすの方も安全にホタルを鑑賞してもらえる」と話す。
同園ではイベントに合わせて大温室の夜間開放や噴水のライトアップを行う。6月13日は「ホタル観賞ガイドツアー」を企画。通常の夜間開園では開放していないエリアでホタルを鑑賞することができる。
開催は6月17日までの金曜~日曜。期間中の夜間開園時間は18時~21時。夜間入園料は、大人=500円、小・中学生=200円。「ホタル観賞ガイドツアー」はホームページで応募を受け付けている。