御前崎のベンチャー企業、電動バイクの輸入販売開始

電動原動機付自転車の「RAPIDO(ラピド)」

電動原動機付自転車の「RAPIDO(ラピド)」

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 御前崎市内に本社を置くGLPは1月から、中国浙江省のメーカーより高性能リチウムイオン電池を搭載したバイク「ヴィクーニャ」の輸入販売を開始した。

 同社が発売するのは、排気量50ccに相当する原動機付自転車の「RAPIDO(ラピド)」、排気量51cc~125ccクラスの小型自動二輪車の「ACTIVO(アクティボ)」の2車種。運転免許のいらない電動アシスト式の「リストシリーズ」(LIST)タイプA、同じシリーズでデザインもほぼ同じで原付き免許が必要なフル電動自走式のタイプMの2車種も扱う。

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 「ラピド」「アクティボ」は完全に電気のみで動くのが特徴。2種ともに小型軽量、高性能リチウムイオン電池を搭載。1回の充電(約6~8時間)で、ともに最大約毎時80キロ(経済速度による平地走行)の距離を走ることができる。1回のフル充電に要する電気料金は30円前後で、1キロ当たりの電気代は約0.4円前後と一般的なスクーター(ガソリン1リットルあたり70キロメートル走行)に比べて走行コストは4分の1~5分の1で済むという。

 日本での販売にあたり、鉛電池からリチウム電池へ変更した。ヨーロッパなどで使われていた鉛電池に代わり、リチウム電池を使うことで計量化を図るとともに、電池を本体から取り外し自宅の100V家庭用コンセントでの充電を可能にした。。電池自体は10キロ前後と女性でも持ち運びできる。本体にプラグインも装備されているのでガレージなど外での充電も可能。

 もう一つの特徴は前後両輪の内側にモーターを搭載している点。これにより電動スクーターの最大の弱点トルク不足を解消し、直進安定性も高めている。モーターのみなのでエンジンのような騒音も無く、とても静かなのが電動二輪の特徴。

 同社常務の小林禎嗣さんは「運転は通常のバイクとほとんど変わらない。中国製という点から壊れやすいというイメージがあるかもしれないが、構造が単純なため壊れにくい。故障といってもパンク程度。故障時も弊社が対応していく」と話す。

 現在、販売店は3月1日オープンの御前崎のショールームのみ。今後は東京などの主要都市にショールームを新設し、全国展開を狙う。ガソリンやオイル臭くもなく清潔感があり、メンテナンスも容易なため、ショッピングセンターや電気店での販売も構想にあるという。3月以降、第2弾として6車種の追加販売も予定している。最終的には10車種をラインアップする。今後日本オリジナルのデザインのものを販売する計画もあるという。

 「電動二輪という新しいジャンルの開拓を目指したい。デザイン、流行に敏感な若い世代の人や、CO2削減など、環境問題に対し意識の高い方に知ってもらいたい」と小林さん。