浜松の老舗和菓子店「入河屋」、消費者視点で商品開発取り組む

アンケート調査で送られる新商品のムース状の菓子。

アンケート調査で送られる新商品のムース状の菓子。

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 浜松の老舗和菓子店「入河屋」(浜松市北区三ヶ日町、TEL 053-525-0902)は現在、消費者参加型の新商品開発に取り組んでいる。

 同企画は、5代目である松嵜善治郎さんが「消費者の目線に立った商品を作りたい」という思いから発案。昨年11月から犬のしつけ教室「One’s Wan」(中区大平台)の協力により、女性モニター5人が参加して商品開発が始まった。

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 11月から月1度のペースで新商品開発会議を実施。最初は松嵜さんが自社商品を持ち寄り、消費者モニターが意見を述べる形でスタート。2回目の会議の際に持参した商品がきっかけとなり、新商品の原型となる商品の開発にこぎ着けた。

 新商品の方向性は、ムース状の菓子に、ソースをかけて食べるもの。商品開発会議や社内会議では15種類以上のソースを試作し、現在は6種類までに絞り込みを行った。この6種類の中からさらに絞り込みを行うため、今月15日より20~40代の女性を対象にアンケート調査を実施している。

 アンケートのサンプルは100人を予定。インターネットを通じて募集を呼びかけており、参加者は、送料を負担すれば新商品の原型が送付される。アンケート結果を基に新商品のラインアップを決めるという。併せて商品名も公募。「せっかくだから、とことん消費者の意見にこだわりたい」と松嵜さん。

 松嵜さんはこれまでにも最中の中にトリュフチョコを入れた「最中トリュフ」を開発したほか、今年に入ってからは、みそまんを油で揚げた「かりんとうみそまん」を開発。今回の新商品開発にも、新しい取り組みとして意欲的に取り組む。「一生一品と言われるように、菓子職人として後世に残るような菓子を作りたい。この取り組みが将来につながっていけば」と話す。

 アンケートへの参加申し込みは3月26日まで。新商品は5月中旬ごろの発売開始を予定している。