森トラストグループは、全国各地でホテル&リゾート事業を展開しています。
ホテル&リゾート事業を含む観光産業は、地域経済の活性化や各地域の伝統・文化の保存に寄与し、当社では、各地域の特性を活かしたホテル開発・運営を進め、国内外から旅の目的地として選ばれるホテルづくりを目指しています。
当社は、経営理念のひとつに「会社は公の器である」を掲げ、事業活動を通じて社会的価値の創出に取り組んでいます。ホテル&リゾート事業においては、1976年より約半世紀にわたって展開しており、その起点は伊豆半島 修善寺温泉エリアに位置する「ホテルラフォーレ修善寺」の開発でした。

約50万坪の敷地内に「ホテルラフォーレ修善寺」「伊豆マリオットホテル修善寺」などの施設を有する「ラフォーレリゾート修善寺」
近年では、国の観光政策およびインバウンド需要の増加が追い風となり、ホテル&リゾート事業を推進することは、日本の国際競争力強化、観光関連産業の発展、地方経済の振興に繋がります。2024年にはインバウンド数が過去最高を記録し、日本人旅行者と合わせた観光収入は34兆円超となりました。特にインバウンド市場拡大は、国内観光産業成長の主要な牽引役となっています。
政府が2017年に掲げた「観光立国推進基本計画」においては、2030年までに訪日外国人数6,000万人、インバウンド消費額15兆円が目標として掲げられています。15兆円は、自動車輸出額(*1)並みの金額であり、観光産業は裾野が広いことから、経済波及効果はインバウンド消費額の2倍程度の金額になることが想定されます。
当社は、ホテル&リゾート事業を推進することで、観光産業の発展に貢献してまいります。
(*1) 2024年の日本の自動車輸出額は約17.9兆円

日本国内における旅行消費額の推移

森トラストグループが展開するホテルと今後開発予定の新規プロジェクト
当社では、日本全国に33の宿泊施設と16の新規プロジェクト(*2)を有し、そのエリアの魅力を最大限活かしたホテル開発・運営に努めています。
2024年までの過去10年間で、ホテル関係事業の売上高は3倍以上に成長し、中長期ビジョン(*3)においては、2030年の売上目標を1,000億円としています。
(*2) 2025年3月時点
(*3) 中長期ビジョン「Advance2030」の詳細については、下記サイトをご参照ください。
詳細を見る
当社グループでは、国際都市「東京」の機能強化と地方観光の活性化にむけて、2000年代以降、外資系ホテルを中心としたホテル開発・運営をおこなってきました。
近年では、京都の「翠嵐 ラグジュアリーコレクションホテル 京都」、奈良の「紫翠 ラグジュアリーコレクションホテル 奈良」、長崎の「ホテルインディゴ長崎グラバーストリート」など、歴史的建造物をホテルに活用し、建造物やその周辺エリアがもつ「唯一無二の価値」を引き出したホテルを開発しています。
翠嵐 ラグジュアリーコレクションホテル 京都
築100年超の歴史的建造物を再生したレストランやカフェ、嵐山温泉を湛えたプライベートスパなどを備え、嵐山が持つ自然美、四季折々の風景がご堪能いただけます。米国の旅行誌「コンデナスト・トラベラー」が実施する読者投票の日本ホテル部門において、6年連続1位になるなど、国内外から人気の高いホテルです。

お客様をお迎えする「大門」

保津川を望む「茶寮 八翠」
紫翠 ラグジュアリーコレクションホテル 奈良
奈良公園内西端に位置し、「奈良県旧知事公舎」をホテル施設として活用しています。昭和天皇が戦後日本の復興の礎となったサンフランシスコ平和条約に批准した「ご認証の間」を当時の設(しつら)えのまま残し、奈良の歴史・伝統を感じられる趣あるホテルです。
同敷地内には、日本庭園「吉城園」、旧興福寺子院「世尊院」をリノベーションしたカフェなどがあり、ラグジュアリーな施設と洗練されたサービスで世界中のお客様をお迎えしています。

ラウンジ「寧楽(なら)」

旧知事公舎の入り口を活用した「レセプション」
ホテルインディゴ長崎グラバーストリート
長崎市の歴史情緒あふれる南山手エリアに所在する築120年超の伝統的建造物である洋館をホテルへと蘇らせました。レンガ造りの外観や、白いアーチ窓、ステンドグラスなど、建物の特徴部分は保存・復原・活用し、現代の長崎のカルチャーを織り交ぜたデザインを取り入れることで異国情緒あふれる空間を演出しています。
長崎には、日本の「和」、中国の「華」、そしてオランダの「蘭」が混ざり合った「和・華・蘭(わからん)文化」という独自の文化が存在します。当ホテルでは、この唯一無二の文化背景を館内全体に表現し、ご来館のお客様には長崎の歴史・文化を存分に感じていただけます。

長崎市南山手町の重要伝統的建造物群保存地区に位置するホテル

聖堂をレストランとして活用した「Restaurant Cathedreclat(レストラン カテドレクラ)」
当社グループでは、利用者のニーズや時代の変化に対応するために、随時既存ホテルのリニューアルを実施しています。過去10年間では1,700室以上を改装しました。一部のホテルについては、外資系ホテルへのリブランドや大規模なリニューアルを実施し、多様なお客様をお迎えできる環境を整えています。
近年、大規模なリニューアルを行った事例として、軽井沢にある「万平ホテル」が挙げられます。
万平ホテル
2024年に創業130周年を迎え、“ホテルは人なり おもてなしは心なり”を体現する「万平ホスピタリティ」を守りながら、往年のお客様から新たなお客様まで、幅広くお迎えできるホテルに進化するため、全館改修工事を実施しました。
ホテルの外観やメインダイニングルームなど、万平ホテルを象徴する場所においては、多くのお客様に親しまれてきたデザインを極力維持し、客室内部や施設構造部分は長期的な運営継続のための改修工事を実施いたしました。
さらに、改築した宿泊棟「愛宕館」や売店商品のリニューアルなど、既存の万平ホテルの魅力を高めるだけでなく、新たな付加価値の創出にも注力しております。

2018年(平成30年)に登録有形文化財に指定されたアルプス館

改修前の趣を残す「メインダイニングルーム」

アルプス館の客室

リニューアルオープンを記念して発売した「万平ホテル プレミアムクッキー缶」
森トラスト・ホテルズ&リゾーツ株式会社
https://www.mt-hr.com/
ホテル&リゾート事業
https://www.mori-trust.co.jp/business/hotel/
ホテルラフォーレ修善寺
https://www.laforet.co.jp/shuzenji/
ホテルラフォーレ修善寺 山紫水明
https://www.laforet.co.jp/shuzenji/room/sanshi.html
翠嵐 ラグジュアリーコレクションホテル 京都
https://www.suihotels.com/suiran-kyoto/
紫翠 ラグジュアリーコレクションホテル 奈良
https://www.suihotels.com/shisui/
ホテルインディゴ長崎グラバーストリート
https://nagasaki.hotelindigo.com/
万平ホテル
https://www.mampei.co.jp/
1 Hotel Tokyo(2025年秋開業予定)
https://www.1hotels.com/tokyo
森トラスト株式会社
https://www.mori-trust.co.jp/recruit/
森トラスト・ビルマネジメント株式会社
https://www.mt-bm.co.jp/recruit/
森トラスト・ホテルズ&リゾーツ株式会社
https://www.mt-hr.com/recruit/