浜松経済新聞

浜松でジブリ映画の背景画家・井上直久さん作品展-「耳をすませば」の版画も

展示作品「塔の入り江2014」

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 浜松駅近くのザザシティ浜松(浜松市中区鍛治町)西館地下1階特設会場で6月19日から、「井上直久新作発表展」が開催される。

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 井上直久さんは大阪府茨木市在住の画家。スタジオジブリの映画「耳をすませば」内の挿話「バロンのくれた物語」では背景画を担当し、東京・三鷹にある「三鷹の森ジブリ美術館」館内の壁の一部にも井上さんの絵が描かれている。定期的に各地で自身の作品展示会を開いており、静岡県内でも人口の多い浜松で開催することになった。

 展示作品は1980年代から現在までに描かれた約30点。架空の国「イバラード」のさまざまな風景は、井上さんが約40年かけて描き続けている作品。今回の企画では、森の中に線路が描かれた「森の停車場」や入り江の中に天高くそびえ立つ塔を描いた「塔の入り江2014」など、独創的な絵画を展示。「耳をすませば」で使われた幻想シーンの版画も用意する。「ジブリ作品が好きな方には見応えのある展示会になっていると思う」とイベントの企画を担当する「アートラインフィールド」広報の菅原孝則さん。会場では版画などの販売も行う。

 「井上さんの世界観がたっぷり詰まったイベント」と菅原さん。「独特な雰囲気の作品を味わいにぜひ足を運んでいただければ」とも。

 開館時間は11時~19時(22日は16時まで)。入場無料。今月22日まで。

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