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地方公務員アワード、浜松市職員が初受賞 地域の声をわくわくする企画に

「今後もみんなで地域を盛り上げていきたい」と話す野嶋さん

「今後もみんなで地域を盛り上げていきたい」と話す野嶋さん

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 富塚協働センター主任の野嶋京登(きょうと)さんが、「地方公務員が本当にすごい!と思う地方公務員アワード2023」を受賞した。浜松市の職員が受賞するのは初めて。

「あおぞら協働センター」に集まるたくさんの地域住人と野嶋さん(中央)

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 地方公務員の支援事業を展開する「ホルグ」(神奈川県)が主催した同アワード。2017(平成29)年に始まり、今年が7回目の開催。脚光を浴びる機会が少ない公務員の成果やノウハウを受賞対象とする。

 アワードでは、現役地方公務員の推薦を基に昨年受賞の地方公務員が審査。「地味」「派手」を問わず「すごい」と思う地方公務員を表彰する。今年は全国12人が受賞し、野嶋さんは県内で2人選ばれたうちの1人。「地域の声をワクワクする企画として実現」「誰よりも楽しみながら地域を活性化」といった推薦内容が審査され、「企画力・行動力・巻き込み力」が評価された。

 浜松市出身の野嶋さんは大学卒業後、民間企業の営業職として約5年間勤務。地元を盛り上げたいとUターン後、2014(平成26)年に浜松市役所に入った。2018(平成30)年には富塚協働センター(浜松市中区)へ着任し、持ち前のコミュニケーション能力を生かして市民の要望や提案をさまざまな企画として形にしてきたという。野嶋さんは「地域の特性を理解し、地域住民の顔と名前を覚えることから始めた。信頼関係が生まれると相談してくれる人も現れ、何気ない会話からキャッチしたことを企画として展開し、単発で終わらせずに次へつなげている」と話す。

 2019年に始めたアーティストによるワークショップなどを屋外で行うイベント「あおぞら協働センター」では、施設外で幅広い世代が交流する場を目指した。毎年6月から12月はほぼ毎週開催し、現代に合った距離感で、人と人とのつながりや助け合いの関係が生まれているという。1人の声から発展した「佐鳴湖ごみゼロ運動」や学生が活躍しやすいボランティア制度「コミュニティ・アシスタント」などでは、1人ではできないことを地域のつながりを生かして解決していく。野嶋さんは「地域コミュニティーの原点は楽しい時間の共有。楽しくないと人も集まらないし、よいものが生まれない。参加者がやりがいを感じ、自己実現できる場をつくりたい」と話す。

 受賞に当たり、野嶋さんは「驚きとうれしさがこみ上げた。自分一人ではなく、地域の人や職員みんなで取った賞なので、謙虚な心でこれからも楽しい活動を続けたい。この経験を生かし、さらにみんなで地域を盛り上げていきたい」と話す。

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