浜松・中央の製菓メーカー「三立製菓」(浜松市中区中央、TEL 053-453-3111)が4月28日から、新商品「ミニかにぱんブラック」の販売を始めた。
同社の人気商品で7月に40周年を迎える「かにぱん」の生地に、チョコレートとココアを練り込んだ同商品。5年前に全面をチョコレートコーティングした「かにぱんチョコ」を販売したが、チョコレートが溶けてしまうという理由から4月~8月の期間は販売を行っていなかった。40周年ということもあり、「夏でも楽しめるかにぱん商品を作ってほしい」という消費者からの要望に応える形で企画を立案。5カ月の開発期間を経て商品化にこぎ着けた。
生地の中に何かを練り込んだ商品は、チーズを練り込んだ「かにかにキッズ」以来15年ぶり。「生地を型抜きするため、どうしてもロスが出てしまうのでなかなか商品化できなかった」と同社企画課課長の清水康光さん。今回は集中生産、集中販売することで商品化を実現したという。
味については「パン生地に副原料を入れると生地がふっくらと浮き上がらない。味もかにぱんのほんのり甘い味のイメージを崩さないようにするために開発には苦労した。何度も試行錯誤し、かにぱんのイメージを崩さず子どもたちが好きな味を実現した」と清水さん。「40周年を記念した自信作なので、まずは一度食べてみてほしい」と呼び掛ける。
価格は1袋132円(80グラム)。現在は全国のファミリーマート限定で販売しており、7月からはオープン販売を行う。5月10日には商品化を記念してギャラリーモール「ソラモ」で3000袋を無料配布する。時間は10時~(なくなり次第終了)。1家族1袋に限る。