テイクアウト専門のコーヒースタンド「Whose Coffee」(浜松市中央区篠原町)が10月29日、オープンした。
オーナーの渡邉健太さんは浜松市出身。機械工具関連の営業マンや市内のカフェのマネジメント業などを経て、念願だった「Whose Coffee」を立ち上げた。店名の「Whose」は「だれの」「だれのもの」の意味。「コーヒーはただ苦いだけでなく、それぞれに個性がある。(テイストによって)だれにも楽しんでもらうことができる」と渡邉さん。シンプルな語感で「お客さまに覚えてもらいやすい」ことも決め手になった。
店舗面積は約3坪。窓を大きく取り開放感のある店内には、商品受け渡し用カウンターを設置。このほか、隣接店舗との共用テラス席を店外に設ける。
渡邉さんがこだわるのは「コーヒーが苦手な人も飲みやすいコーヒー」。アイス仕立てでオレンジジュースにエスプレッソを混ぜた「エスプレッソオレンジ」(650円)は、オレンジジュースの甘みや酸味がエスプレッソの苦みとマッチし、グレープフルーツジュースのような風味が特徴という。
アイスとホットの両方を用意する「ブラックラテ」(600円)は、カフェラテにチャコールパウダー(竹炭パウダー)を加えた。見た目は灰色がかった黒色で味はカフェラテ。ドリップコーヒーはフルーティーな味わいの豆が中心で、エチオピアやブラジル、グアテマラ、メキシコを取りそろえる。
渡邉さんは「コーヒーが好きな人も苦手な人も、一度足を運んでいただけたら」と話す。
営業時間は9時~18時。火曜定休。