浜松・板屋町に4月30日、ニューヨークスタイルのパンケーキがメーンのカフェ「Mark's Cafe（マークスカフェ）」（浜松市中区板屋町、TEL 053-458-6611）がオープンした。

落ち着いた空間を演出する店内

　店舗面積は約20坪。席数はカウンター6席とテーブル20席の計26席。店内はナチュラルカラーと白を基調とした壁面と観葉植物が優しく落ち着いた空間を演出する。

　同店で提供するパンケーキは「ニューヨークスタイル」。同メニューがメーンのカフェは浜松初となる。甘いパンケーキに大量のホイップクリームなどで盛り付ける「ハワイアンスタイル」とは対照的に甘みの少ないパンケーキを使うのが特徴。フルーツなどを多く使うことでヘルシーに提供する。

　パンケーキの生地には、小麦の表皮や胚芽、胚乳などを全て粉にした全粒粉を使用。「全粒粉は食物繊維や鉄分など栄養素が豊富」とオーナーの藤田将徳（まさのり）さん。ほかにもチーズを作る時にできる、脂肪分を含まず栄養価の高い「ホエー」を使ったり、オーガニックのメープルシロップを使ったりするなど、美容や健康に意識の高い女性を意識した食材を多く取り入れているという。「健康や美容をテーマにしていても、おいしくなければ意味が無い。おいしくて健康的なパンケーキを目指した」と藤田さん。

　メニューはバナナを添えたシンプルな「オリジナル・パンケーキ」（950円）や食物繊維や鉄分が豊富なグラノーラをトッピングした「クリスピーグラノーラ・パンケーキ」（1,050円）、フルーツをたくさん載せた「スペシャル・パンケーキ」（1,400円）など。ベースとなる生地は、自家製のリコッタチーズを使った「リコッタパンケーキ」と全粒粉とホエーを使った「ブラウンパンケーキ」の2種類から選ぶことができる。

　ほかにもイングリッシュマフィンにベーコンやポーチドエッグを載せ、バターとレモン、卵黄で作ったオランディーズソースをかけた「ベーコンエッグベネディクト」（1,200円）や、サーモンとアボカドを使った「サーモン＆アボカドサラダ」なども用意。ドリンクは、コーヒーや紅茶以外にも「キウイフルーツレモネード」（500円）やポリフェノールや鉄分、カルシウムが豊富なアサイーを使って作る「アサイースムージー」（600円）などを提供する。ドリンクも「美容や健康というキーワードにこだわる」という。

　「東京にあるパンケーキ有名店は1～2時間待ちというところも多い。そうした有名店で食べることのできる本物のパンケーキを当店で味わってほしい」と藤田さん。「浜松でパンケーキ文化が広がれば」とも。

　営業時間は10時～20時。火曜定休。