浜松・北区のなかやす牧場に4月12日、「手づくりアイス工房」(浜松市北区寺島、TEL 053-587-3473)がオープンし、「おっぱいアイス」の販売を始めた。
同牧場は50年ほど前から運営している乳牛牧場。同店オーナーの中安誠二さんは2代目。妻の千秋さんは乳製品を使用した料理が好きで以前からアイスクリームなどを作っていた。2~3年前に浜松の農家仲間から「形がゆがんだなどの理由で2等級品となった果実や野菜が使えないか」という相談があったことから、試行錯誤の末、同商品を開発した。
おっぱいアイスはアーモンド、塩ミルク、ブルーベリー、生キャラメル、抹茶など全28種類を用意。容量と価格は、120ミリリットル(300円)と80ミリリットル(200円)。ただし、すべてが手作りのため、常時5種類程度を販売する。「将来的には8~10種類を用意できるようにしたい」と中安さん。1日の販売数は300~400個で、売り切れ次第終了となる。
中安さんは「乳製品の販売は衛星管理法など法的ルールが厳しく、なかなかオープンできなかった。保健所などにいろいろ教えてもらいながら何とかここまでこぎ着けた」と振り返る。「『おっぱい』と聞くと多くの人がニッコリとほほ笑んでくれる。このアイスクリームを食べてみんなが和んでほしいので、この名前を付けた」とも。
営業時間は10時30分~16時。金曜・土曜・日曜営業(オープンから1カ月間は無休)。