浜松で遊牧民の手織りじゅうたん展-60年超使われた品も

ザクロスギャッベを紹介する社長の鈴木卓也さん

ザクロスギャッベを紹介する社長の鈴木卓也さん

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 浜松・和田の家具店「marusu living products(マルス リビング プロダクツ)」(浜松市東区和田町、TEL 053-464-3431)で現在、伝統手織りじゅうたんを集めた展示販売イベント「ザクロスギャッベ展2015」が開催されている。

縦横3メートルある「ザクロスギャッベ」

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 ザクロスギャッベとは、ペルシャ・トルコ系の遊牧民たちが手織りしたじゅうたんブランド。自然植物を原料とした染料で染めたウールを一枚一枚手織りで織り上げ、化学染料を使わない安全性とデザイン性のほか、100年以上使えるといわれる耐久性が特徴。60年使われたものを「オールド」、100年使われたものを「アンティーク」と呼び、高値で取り引きされるという。

 今年で4回目となる同イベント。年々来場者が増え、昨年は3日間で約100人が来場。今年はイベント期間を延長し1週間とした。「市内に床を飾る商品を置いている店が少なく、お客さまから相談されたのがきっかけで始めた。徐々に認知度が上がってきている」と社長の鈴木卓也さん。

 会場には200点のじゅうたんを展示。座布団としても使える縦40センチ×横40センチ(税別1万円)のものから、縦200センチ×横150センチ(同18万円~)、縦300センチ×横300センチ(同40万円~)の3サイズを用意。60年以上使われた「オールド」商品も3品そろえる。じゅうたんに描かれた伝統模様の意味については会場でスタッフが説明する。

 「廉価(れんか)品のじゅうたんに比べたら高いと感じるかもしれないが、長い期間で見ればリーズナブル。実物を見たり、触ってもらえたりすれば良さがきっと分かる」と鈴木さん。「今年は500人の来場を目指す」と意気込む。

 開催時間は11時~19時。2月15日まで。

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